そして学校に着いたらしき四月一日は百目鬼と会話中。

遙さんの名前を確認したり、そっくり過ぎて百目鬼が煙草吸ってるみたいだった、とあたしと同じ意見を述べたり。

でもね、百目鬼。

「確かに祖父さんは若い頃おれにそっくりだったらしいが」

はほんとに逆だと思うよ。四月一日に全力で同意。(概算三回目。もっとしてるかも)

あっ、百目鬼と四月一日が二人でちびキャラ風味!

か~あいい!!

……よし、後で写メろうっと。(ぇ)

あぁしかもまた次々ページでちびキャラ風味のコマ二連発!

ほんとかあいい! 四月一日の周囲の書き文字。

「この食いしん坊将軍め!!」

「ぷんすか」

超可愛い!! 可愛過ぎるよっ!

でも……百目鬼は風船をあげてはいけなかったのでは、と思い。

四月一日は自分があげたかったから良い、と良い。

放課後、部活終わるまで待ってろ、と言われた四月一日は百目鬼に向かって理由を尋ね……基怒鳴ってます。

でもやっぱり百目鬼は無言。

……何時も通り。

そんな何時も通りがこの後直ぐ壊れるなんて……誰が予想した!?

……と真剣に喋りたい所なのにこの後直ぐってテレビみたいだなんて思ってしまった……不覚。

で、その後四月一日は廊下をどかどか歩きます。

「ったく、なんでああ俺様なんだよ百目鬼様か!? ならおれは四月一日様だっつーの!」

なんて書き文字が四月一日の周囲に。

……ほんとかあいい。可愛過ぎるよ四月一日―!

で、嫌な気配と共に右肩をぽんと叩かれ。……きっとひまわりちゃんだろうな、と予想しながらページを捲ると、はっと振り返る四月一日の顔と、……予想通りひまわりちゃん。

何時も綺羅綺羅と輝きが飛ぶ四月一日ビジョンも鳴りを潜め、彼女の周囲には黒いものが点々と。

……だから一体何なんだっつーの!

……とこれもここまでしか読んでない時点での感想ですが。

「ひ、まわりちゃん……」

と吃る(どもる)様に言って、四月一日は侑子さん→遙さん→小羽ちゃんと会った順番に、ひまわりちゃんについて話した人の顔を思い浮かべて。

何か大切な、大変な事に気付きでもしたかの様な愕然とした表情を浮かべ。

でもひまわりちゃんは何時も通り。

四月一日の具合でも悪いのかと心配顔。

……本当はどう思っていたのか。

とは今の感想ですが。

多分この時は本当に心配してたでしょうね。

とも今の感想。

多分、この本気で心配した表情は、演技や嘘ではないのです。……多分。

少なくともあたしはそう信じたい。

四月一日は何時もの如く、心配させまいとして何でもないと告げますが……。

気付かなかった頃にはもう戻れない。

と言う言葉が頭を過(よ)ぎります。

そして、――運命の瞬間まで、後少し――。

四月一日は、ひまわりちゃんに今朝小羽ちゃんと会った話をします。

そして、何時も通りの笑顔で、百目鬼の分のお弁当を小羽ちゃんにあげてしまった、と話す、その途中で――。

四月一日は、とん、と窓に右肩をぶつけて、――――その窓が、がたん、と音を立てて。

スローモーションの映像をコマ送りしているかの様に、四月一日がぶつかった窓が外れ、そのまま四月一日が窓の外に――詰まり、空中に。

倒れて行く様子が描かれて。

持っていたバッグは宙に舞い、そして――。

四月一日は、学校の二階から、窓硝子ごと落ちました。

その、落ちた地面には、壊れて拉げた(ひしゃげた)窓枠と、粉々、とは言いませんが、砕けた窓硝子の無数の破片と。

そして、液体――詰まり、血が。

そこに有りました。

……まさか死ぬとは思ってなかったよ! まさか、四月一日が死んだりは流石にしないと思ってたよ!

と言う事でこれだけでは読んでない人は判断し難い事を言ってみますが読んでない人はきっと読んでないのでまぁ良いでしょう。


余り切り良くはないんですが取り敢えず本ではここで話数が変わるので切ります。