入院して三日間は点滴による血管からの栄養補給のみで、口からは何も食べさせてもらえなかった。
 
 
そして4日目に重湯(おもゆ)という”ほぼ米の磨ぎ汁”とリンゴジュースと”すいすい”が配給された。
正直お腹は満たされることはなかった。
 
そして5日目は胃カメラのため朝食はなく、胃カメラ終了後の午後に配給されたのは小さなジュース2本😵
 
 
ちっちぇ💦
 
[6日目]
ようやく”食料”が運ばれてきた。
 
朝は3分粥に味噌汁と卸し大根、エネルギーゼリー。
 
昼は3分粥に煮付けとスープ煮?、リンゴジュース。
 
夜はやはり3分粥に、はんぺんのうま煮、ブドウ味のペースト食。
 
見た目は定食っぽいが、おかずの具はみじん切り。
食感はイマイチだったが味は少し薄いくらいで決して不味くはない。
 
 
[7日目]
この朝食から5分粥となり”米の粒”が視認できる。
しらす卸し煮、豆腐の味噌汁、エネルギーゼリー。
 
 
味噌汁の豆腐もちゃんと形があることに感動すら覚える。
 
昼は5分粥と煮付けとリンゴジュース。
 
煮付けは肉じゃがの肉なし版だ。
ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、ともに形がしっかりしていて歯応えもある。
咀嚼できる嬉しさが込み上げる。
 
夜は5分粥とあんかけ豆腐と白身魚の煮付け。
 
魚の煮付けは普通の煮魚の食感があり、あんかけ豆腐ともに味付けは丁度よく、なかなか美味しい。
 
これだけ美味しく食べられて、且つカラダが健康に保てるなら毎日病院食でも良いと思えてくる。
 
ちなみにこの日の夜に点滴が外され”自由の身”になった。
「さよなら、ポチ🐶」
ウチのワイフ~は点滴スタンドのことを「ポチ」と呼んでいる。
 
 
[8日目]
朝食
全粥に味噌汁、はんぺん煮付け、白菜のおひたし、だしわりポン酢、かつお味噌のふりかけ、ヨーグルト。
 
かなり品数が増え、まあまあのボリュームでお腹も満足。
 
かなりの”ごはん感”が出てきた全粥。
 
昼食
全粥と白身魚のトマトソース、カニカマサラダ、カリフラワーサラダ。(なぜサラダが2種類?)
 
夕食
全粥、鶏すき、和風サラダ、みかん缶。
鶏すきは”鶏肉のすき焼き風”でなかなかの美味。
 
ちゃんとお肉が入っており、しっかり噛んで味わった。
サラダにもプチトマトがついている。
これまでの食事の中では少し豪華か。
 
翌日退院のため、最後の晩餐ならぬ”最後の晩飯”のためか?
 
 
[最終日]
朝食
全粥、わかめの味噌汁、かつおのふりかけ、ニンジンと水菜の豆腐あえ、インゲンのゴマ和え、ヨーグルト。
 
 
 
以前の”病院めし”のイメージは薄味で出汁も効いてない「激マズ」な食事だった。
今回の入院で”病院めし”への偏見がなくなった。
 
おかずはきちんと味付けがされ旨味も感じられる。
味噌汁は出汁が効いており塩分は控えめだが満足感がある。
 
おいしい献立を考えてくださる管理栄養士さん達に感謝します。
ごちそうさまでした。
 
 
ちなみに”病院めし”の主食はずっと”お粥”だったが、慣れるとお粥も悪くない。
ごはんより甘味を感じるし、お腹にも優しい。
 
というわけで退院の翌日から我が家の朝食は毎日お粥になった。
(ネコさんぽは先々週の土曜日に無事退院しました)
 
今後は脂っぽい物は避け、暴飲・暴食を控えることを肝に命じるネコさんぽであった。
 
 
ご心配をおかけしましたm(__)m
 
 
以上