入院して、7週間になるのに先の見通しが全く立たない。

開腹オペも2回したけど、積極的治療を中止して7週間。

綺麗にハゲてた頭もビックリするくらい生えてきた。つまり、癌も野放し、ということで。


もう、これは病気が暴走し始めたサインならむよこんなに痛い


と、いう次第。

本人の感覚的にはいよいよだと思うより仕方ない状況だが、緊急オペで永久ストマを作って救命されたようだ。


オペ後は、その傷の痛みで😱😰💦


古い薬剤師の知識では、オペ後や癌の末期の疼痛コントロールにはオピオイドを使ってでも痛みを和らげたはず。

現に、2020年に小腸閉塞で回盲部から40cmほど切った時も、2018年に胃を2/3と大腸の回盲部を切った時も、オピオイドの持続点滴のおかげでオペ翌日の歩行練習も痛くはあっても、血圧が上がったり、へんな汗かくほどではなく、せっせと筋トレに励んだ覚えが…


アメリカで医療用麻薬があまりにも安易に使用され、それが薬物依存を生んでいるとの批判が上がり、やっとというか、おっかなびっくり(?)医療用麻薬に頼るのは決して悪いことじゃないとの認識が拡がったところで、日本の疼痛治療のあり方は変化しているらしい。

幸いアセトアミノフェンで、ひとまず緩和していたけれど、肝機能が悪化して使えなくなった。


それでも夫は、落ち着けばオプチーボ(ニボルマブ)が試せると期待しているみたいだが、私的にはもし試せても効果が期待できる段階は過ぎてしまった、と思う。

できれば退院して、在宅緩和ケアに持ち込めないか?とは思うが、ストーマのケアが自分で出来ない私には、施設入所も含めての検討が必要だろう。


病棟スタッフ(師長クラスの管理職)の退院圧力はスゴイものがある。

DPC病院だから、生活できるところまでのリハビリまで面倒はみきれないのは当然だけど。

けれど包括病棟は空きがないとのこと。


機嫌良くターミナルを過ごすのは至難の技だ。

あとひと月かふた月、過ごせたら良いだけだと思うんだけどなぁ


でも、ない袖は振れない。

廃用で失語症も酷くて、思ったようには喋れないけれど、代弁しているつもりの夫は、「自分の思いの延長」でしかことを理解していない。

ゆっくり、私の思いに耳を傾けてくれる人は…


つくづく人は1人で旅立つんだなぁ、と思う。

それでも、毎日会いに来て、一生懸命ケアしようとしてくれる伴侶に恵まれ、私は幸せなんだと思う。

ラッキーなことにGWで、今週は息子達にも会えるだろう。

どんなに考えてもどうにもならないことは天に任せて、できることに悦びを見つけ出して、今日一日を機嫌良く過ごそうと思う。


せっかく、まだ生きているのだから😊