アントニヌスの共同浴場 | Your Sweet Scent

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海に向かって坂を下り
カルタージュ・ハンニバル駅を通り過ぎ
更に海に向かって
途中、大通り沿いを歩き
アントニヌスの共同浴場に到着。
カルタゴ滅亡の後の、ローマ時代の遺跡。
 
これはカルタゴ人(フェニキア人)の墓だ。
 
 
 
これがアントニヌスの共同浴場。
ユネスコにより復元修復されているそうだ。
 
 
またまた塩野さんの『ハンニバル戦記 下』から抜粋。

 

陥落後のカルタゴは、城壁も神殿も家も市場の建物も、ことごとくが破壊された。

そして、石と土だけになった地表は、犂で平らにならされ、

ローマ人が神々に呪われた地にするやり方で、一面に塩が撒かれた。

草も生えず、人間が住めない不毛地帯と断罪されたこのカルタゴに、

再び人が住むようになるのは、ユリウス・カエサルが植民地建設を命じ、

彼の暗殺で中断したがアウグストゥス帝によって実現する、

百年後になってからである。今に残るカルタゴの遺跡は、

それゆえに、ローマ時代のものであって、カルタゴ人のものは少ない。

 

 

何となく豊臣の痕跡を覆い隠した徳川の大阪城を思い浮べたわ。

それにしても百年、不毛の地として放置されてたなんて... 

その後、ローマにより再建された旧カルタゴの地は

ローマ帝国第3の都市として繁栄をみせることになる。

 
 
 
 
 
 
 
 
岸壁に打ち付ける波の飛沫。
結構眺めていたな。
 
 
次は軍港跡に向かう。
少々距離はあるみたいだけど、歩いて行ってみる。
 
この辺もやっぱり白い綺麗な家が多い。
どの家も大きいし。
 
 
素敵な入口だわ。
 
 
晴れると陽射しが眩しい。
寒くもないし、歩くには気持ちの良い気候。
 
<つづく>