バンドネオンってどこに行けば売ってるのか・・

初めて楽器をやろうと思い立った時、誰もがぶち当たる壁。

細かい事言い出したらキリがないし、自分は専門家ではないのでザックリと説明してみよう(^-^)

 

バンドネオンは大きく分けて、

①戦前(第2次世界大戦前)に製造されたもの

②戦後(第2次世界大戦後)に製造されたもの

③近年製造されたもの

に大別できるかな。

 

でも、実際に奏者が主に使用している楽器は①の戦前の物がほとんど。よく言われるのは、古いもの方が音が良く響き深い音がでるとか。それは音の根源であるリードプレートの材質にあるとも言われてますね。ZINC(亜鉛)製のものが良いとか・・ただし、アルミ製と見られるものでもよく鳴る楽器だったりするので一概にそうとも言い切れないようですが。あとは・・・弾きやすさとか・・・まあ、細かいことを言い出すと色々あるのかもしれないけど。あとは、拘りってやつですかね・・著名な奏者達が主に使用している楽器、A.ピアソラをはじめ日本では小松亮太といった奏者が戦前の【Alfred Arnold社製】のものを愛用しており、そうした奏者と同じものを使用したいと思うのは当然と言えば当然か・・

 

無論、それ以外の物を使用している人もいないわけではないが、まだまだ少数派と思われる。

 

入手ルートについてだが、世間一般でよく見る【ヤマハ】【山野楽器】などのような楽器店で見かけることはない。自分も最初は何もわからず、そういうところからあたったわけだが、楽器はあくまで戦前の中古品であり楽器店に並ぶような代物ではない。とは言いつつも、中古楽器を扱っている店舗では極稀にあったりもする。自分が知る限りでは以下3店舗。

 

谷口楽器(東京都千代田区)

シノザキ楽器(栃木県真岡市)

浜松ピアノ社(広島県広島市中区)

 

楽器店以外となると、一般的に知られているのは以下のオークションサイト等。

オークションサイトで購入を考えるのであれば、常に自分の中でどういった楽器なら購入するか、どの程度の価格帯なら購入するかといったところを明確にしておき、日々細目にサイトをチェックしていく事が重要。自分のお眼鏡にかなう楽器が出品されたら、迷わずアポイントメントをとり、確認すべきを確認し、いかに早い決断ができるかがポイント。条件の良い楽器は出品後1日もしない内に落札されるため。私自身も35万で楽器を購入しており、入手後、都内の修理工房やプロの奏者に確認して頂いたところ、自分の想像より遥かに良い楽器で80万程度の楽器との評価を得ている。※無論リスクも伴う為、、積極的に勧められるルートではない。

 

ヤフオク

楽天市場

セカイモン

 

上記入手できそうなルートをいくつか挙げましたが、多くの方はバンドネオン教室に通い各教室の先生を通じて入手されているようです。初めての人では、楽器の良し悪しは判断がつかないでしょうし、この楽器は主に持っている方から譲っていただき、奏者間で引き継がれていくのが常のようです。

 

どの入手ルートにもそれぞれの特徴があります。例えば楽器店での購入となると、保証が付く分価格が高騰しやすい。オークションでの購入は相手の顔が見えず、楽器も直接確認できる場合とそうでない場合があり、リスクが伴う。但し、その反面、良好なバンドネオンが通常では考えられないくらい安値で購入できる場合もあり、出品者との交渉次第で良好な取引が出来ることも少なくはない。いずれにしても、楽器の購入に際しては一定の知識がなければよい楽器を入手することは難しい。

 

ということで、結論としては初めての楽器購入に際しては、楽器について熟知している方に見て頂くのがベストです。よって、教室に入って先生を通じての購入が最も安全な入手ルートでしょうね。