初ブログ(^^♪

なので、少し長くなるが自分の音楽歴について自己紹介してみようと思う(^-^)

 

  幼少期、母の勧めでバイオリンをやろうかやるまいかで悩んだところ、当時仲が良かった幼馴染の女の子2人が揃ってヤマハ音楽教室でピアノを始めるという事で、「じゃあ自分も」ということで、なんとなく流れでピアノを始める。因みに当然ながら幼少期は声変わりもしていないので、非常に澄んだ高い声まで出せたことで歌が上手いとよく言われちょっとその気になってたこともあった。とはいえ、当時は音楽なんて全く興味がなかったが、中学に入りあるアニメがきっかけで急に音楽に目覚め始める。そのアニメというのが「シティーハンター」。このエンディングで使われていたのが、TMNetworkの「Getwild」。小室哲哉の弾くキーボードや当時ではまだ珍しいシンセサイザーなどの音に強く弾かれたのだ。この小室哲哉の多くの音楽を通じ様々な小室サウンドのコード進行の良さを学ぶ。

 

  中学に入り部活、高校に入りアルバイトを始め、次第に音楽を習うだけの時間的余裕がなくなり始め、高校2年生の時ヤマハをやめざるを得なくなった。しかし、辞めたことにどこか寂しさを感じると共に、「自分から音楽を取ったら何も残らない!」と激しく後悔があり、独学でピアノの本をあさり続け練習を続ける。その頃、音楽をやっている人なら誰しも思うだろう。他者と一緒にバンド・アンサンブルがやりたいと。自分も御多分に漏れず、高校3年の時大学のオープンキャンパスに参加し、軽音部の演奏を聴きに行くが、なまじ音楽をやっていて耳が超えていたのか分からないが、その下手くそぶりに嫌気がさし、軽音部なんて入るもんじゃない。そう思うに至る。

 

  そんな状態で、1999年4月何となく都内の大学に入学する事になる。入学直後、サークルの勧誘が盛んな事、とりあえず軽音じゃなくて楽器でアンサンブルできるところに入りたいという事で、オーケストラに!入ろうと思ってたのだが、どこで間違えたのか入団したのは合唱団だったというオチ(^▽^;)ハッキリ言って興味ないながらも3カ月程度そのまま居座っていたが、オケに入部した同期の誘いや・・・あと、これを言ったらチクチクあとで言われそうだが、「かわいい子が多いなあ~!」と当時は思っていたのも事実でありまして(男子諸君なら当時の自分の気持ちが分かってくれるはず!)・・・(^▽^;) いやいや、そんな不純な動機ではなく、やっぱり楽器が弾きたい。という事で急遽学生オケへ異動することになる。

 

  さてさて、念願叶いオケに入部したわけだが、さて入ったものの何をするか・・ピアノやってたからって、まさかピアノで入部できるわけもなく。トランペットをやってた同期のS君からペットに誘われたわけだが、イマイチ自分としてはしっくりこない。正直、当時オケの楽器なんてどれもこれも良く分からんwってことで、どうせなら主旋律を弾ける楽器を!という事で、バイオリンを始めることになる。

 

  最初は、ドラえもんで言うしずかちゃんのバイオリンみたいに雑音しか出せないのかなと思いきや、結構すんなり弾けてしまう事に自分でもびっくりしたのを覚えている。「楽器が好きと言っておきながら、自分程練習嫌いなのも中々いないだろう。」というくらい、まさに練習嫌いwのはずなのだが、3ヶ月でモーツアルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の第一バイオリンを弾きこなしてしまうw驚きの成長ぶりwww当時オケの弦楽器のトレーナーの先生が驚いていたのを鮮明に覚えている。但しサードポジションなんてそっちのけで、【落合博満】並にオレ流だったwついでに言うと【海老一染之助・染太郎】並みにいつもより余計にビブラートだけかけまくるwww自分で言うのも何だが、初めて3ヶ月という事を考えればここまでは素晴らしい成長ぶり(^^♪

 

そして、やって来た分岐点。その①1999年12月のクリスマスコンサート。同期の女子2人(バイオリンとピアノ)と同い年であるが先輩であるチェロの男子が演奏する「戦場のメリークリスマス」。はっきり言って感動した。この時、自分がやりたいものが何なのかハッキリ見えてきた気がする。そして決定的だったのが、その②2000年4月の学友会でこれまた同い年で先輩である3人が弾くバイオリン・チェロ・ピアノが奏でるアストル・ピアソラの「Libertango」。「これだ!」まさに自分がやりたいものそのものだった。この頃から、ピアソラ、タンゴについて調べまくった。その過程でタンゴにはバンドネオンという楽器があり、それこそがタンゴの魂であり花形楽器とされるものであると・・・

 

まあ、今こうしてバンドネオンをやってるのはこうした経緯があったからなんですね~。多分この過程のどっかひとつでも狂ったらバンドネオンには辿り着けなかったんだと思うと、まさに運命だよね~。

 

あとね、今だから言えるけど、バンドネオンを始めるに至った理由は他にもあるわけです。いや、もしかしたらこれが一番大きな理由だったかも。自分の同期は、入学当時Vn3人、Va1人、Vc1人、Cb1人、Hr1人と結構いたんだけど、結局残ったのはVn3人とHr1人。だから、アンサンブルしようと思うと、楽器的にも、自分1人男子だったこともあり、メンバーから外れてしまい易い。だから、正直なとこかなり悩んだんだ。そんな仲間と一緒に演奏ができる楽器に移った方が自分にとって幸せなのではないかなって。ただ。せっかくやってきた楽器をこの時点で変更するのは非常に悩んだし、ちょと辛かったのも実はあって・・・。これ言ったの初めてだったかもな。

 

でも、今はやって良かったと思っている。実質自分がやりたいものを実現するには欠かせない楽器であり、この楽器のおかげで普通じゃあり得ない人との繋がりもできた。そして今後、自分次第で同期をはじめみんなと演奏できるチャンスだってあるし、自分が得て来たものをOBとして還元できることも嬉しくも思います。

 

てことで、みんなアンサンブルやろうぜ(^-^)b

 

記 2017年11月