この間、お父ちゃんからバトンをもらったの。バトンっていっても目には見えないのよ!ふっしぎ〜!
オトナになったらわかるらしいんだけど、ラヴはもうオトナよ!ナトル学舎3年生だもん!♪
実は末っ子ラヴももう5歳。引き継ぎギリギリでした(汗)まさかエリー、それまで待っていてくれたの…(;_;)?
「ふふん♪だから言ってるでしょ?あたちはお姉さんだって!♪」
「悪いわねティモシー。あたちはこれから学校に行かないといけないの」
「やだやだ〜!そうやっていつもボクのことおいてくー!!」
「やだやだ〜!そうやっていつもボクのことおいてくー!!」
「うるさいわね!男の子ならビービー泣かないでよ!」
「うわーーん!!ラヴがいじめる〜〜!!」
「うわーーん!!ラヴがいじめる〜〜!!」
「ふんっ」
ラヴちゃん、こんなかわいい見た目して実はこんな勝気な性格でした(笑)性格はアランチャひいばあちゃんとミリちゃん譲りです(笑)
「サンキューラヴ!これで男子たちと戦えるわ!」
「楽しみね〜!!あたちも協力するわ!♪」
同級生のナターシャちゃん!絆創膏がたまらんですな!この2人、学校でブイブイ言わしてるとかないとか…(笑)
同級生のナターシャちゃん!絆創膏がたまらんですな!この2人、学校でブイブイ言わしてるとかないとか…(笑)
「そう?こっちじゃこれが普通よ。街は土地が高いって母さんが言ってた。ラヴんちはいーよね、広くておっきくて」
「ふふん♪うちのお庭はドルム山だもーん♪」
「それホント?うちでは・・・」
「ねーねー、バグウェルごっこやってるんだけど混ざらない?人数が足りないの」
「なんだよベドフォード。ボク達はヒマじゃないんだ」
「アンタ達、それでも男?いっつもおしゃべりばっかしてて女の子みたーい」
「「グサっ」」
ラヴはきっと、ストレスを溜めないタイプです(笑)
「ふふ!また一緒にあそぼーねー♪」
お嬢様だと思ってたクリステルちゃんが、話してみたら気の合うとってもいい子だった!今日からお友だちねっ!♪
「あっ!お父ちゃん!♡」
「ラヴ。今帰りか?いっぱい遊んできたなー、今日も泥んこだ」
「ラヴ、待って。今日は歩いて帰らないか?最近ゆっくり話が出来てなかったからね」
「?いーよー♡」
「さあ、お父ちゃんと手を繋いで」
「うんっ!!♡」
お父ちゃんの大きな手を、両手で掴む。見上げると、お父ちゃんがニコニコ笑ってる。
「聞いたぞ?またティモシーを泣かせたんだって?」
「うっ…泣かせてないよぅ…っティモシーが泣き虫なの!」
「ふふ、ベドフォード家は代々女性が強いからな〜」
「むぅ…。でも、男の子って女の子みたいよね!今日も学校でねっ、バグウェルごっこに誘ったのに、ずっとおしゃべりしてるの!だから、ラヴが言ってやったの!女の子みたいって!」ドヤッ
「アハハっ!本当にラヴはベドフォード家の女の子らしいな〜」
「あたち、街の男の子と結婚しなーい。お父ちゃんみたいな強くてカッコイイ戦士と結婚するの!」
「あれ、結婚はするんだ…てっきりお父ちゃんと結婚するって言うのかと……」
「だ、だってお父ちゃんが、女の子は結婚して家を出るっていうからっ。それにっ、お父ちゃんはお母ちゃんのだってお母ちゃんに言われてるしっ…」
「ふふっ…ごめんね、お父ちゃん意地悪した。幸せになるんだよ、ラヴ」
また見上げると、お父ちゃんが夕日と重なって見えた。時々、お父ちゃんはドルム山の神様なんじゃないかって思う時があるの。
「…お父ちゃん、やっぱりラヴは結婚しないわ。ずっとお父ちゃんのそばにいるっ」
そして、お父ちゃんは天に帰っていくの。最近そんな夢ばかり見る。
「…ありがとうラヴ。父ちゃんはずっとラヴのそばにいるよ」
ぎゅうっと手を握ると、お父ちゃんは立ち止まってラヴを抱きしめてくれた。
「しっ。ラヴ静かにして…」
「えっ…??」
「…っ父さんと会えるのは、今日が最後よっ…。ラヴ、後悔のないようにね」
「っ・・・・」
最後って、なぁに??
「ぐすっ…ごめんねラヴちゃん、こんなめそめそ泣いてちゃだめなのにっ…」
「ううんっ…」
「今日は、パパのそばにいてあげようね…いっぱい、パパとお話してあげて?」
お母ちゃん、泣いてた。いつもニコニコ笑ってるお母ちゃんが…。
「…ラヴか。ありがとう」
「っ………」
ぎゅうっとスカートを握る。こんなお父ちゃん、見たくなかった。
(泣いちゃダメよ。泣いたら、お父ちゃんが悲しむ)
「ラヴ?泣いていいんだよ」
ほっぺたに、お父ちゃんの大きな手が触れる。
「ふぇっ……」
スイッチが入ったみたいに、涙がいっぱい溢れてきて止まらない。
「お父ちゃんっ、ごめんなさいっ…やっぱりラヴも泣き虫だったみたいっ…」
「いいんだよラヴ…。ラヴは女の子なんだから、悲しい時は泣いていいんだ」
お父ちゃんは悲しむどころか、微笑んでラヴの頭を撫でてくれる。
やっぱりお父ちゃんは天に帰っちゃうんだね。お父ちゃん、まだ行かないで。
「ラヴ、こっちへ来て。お父ちゃんと少し眠らないか?」
「ん…ぐすっ」
「こうやってると思い出すな。まだラヴが赤ちゃんだった頃…。探索から疲れて帰ってきて、夜ラヴと一緒に寝るのが癒しだったな…お父ちゃんの指1本を小さな手いっぱいで掴んで……」
「だから言ったでしょ?ラヴはもうオトナだって」
「ハハ、ほんとだな…よくここまで大きくなったよ」
「…あたち、来年成人式だもん」
「そうか…来年成人か…」
「っでもお父ちゃん、離れてもラヴのそばにいてくれるんだよねっ??」
「っ。ああそうだ…父ちゃんは、ずっとラヴのそばにいる」
((繋いだ温かいこの手を、一生忘れない───))
☆☆☆
次回、エリーの最期です。。。
ラヴの初回でしたが、やっぱりこうなってしまいました。前半と後半の落差すごくてすみません。エリー、ギリギリまで待っていてくれたみたいです(泣)
悲しいスタートになりましたが、ラヴ編もよろしくお願いしますm(_ _)m












