杉村太郎氏逝去。
![$表参道アーニーズ日記](https://stat.ameba.jp/user_images/20110822/13/ernies-studio/80/d8/j/t02200330_0283042511434059796.jpg?caw=800)
朝刊で杉村太郎氏の訃報を知る。
スタジオオープンの頃、ある人の紹介でやたらとパワフルで、真っ黒に日焼けした彼が入って来て「アムロみたいにお願いします!」と言ったので、てっきりavexのアーティストと勘違いした。撮影後、紹介者に「何者?」と聞いたら「すみませんご迷惑おかけしました?、とっても尊敬している人なんです、、、」との答え。良く聞くと、「絶対内定」というタイトルの著者で、就活生にとってはカリスマ的な存在だという。
それ以来、たくさんの講師や学生を紹介していただき、いまも彼の会社からの撮影が続く。また当時の学生たちが、折に触れて撮影に来てくれる縁を作ってくれた。
そんな杉村氏だが、ずいぶん前に絶望的に疲れた顔をして、地下鉄のホームに佇んでいる姿を見た事があった。
ある時その時の事を訊ねると「自分は、本当は劣等感の固まりなんです、、、」と漏らした。そんな自分に対する挑戦なのか、常にパワフルで熱く人生を語る「杉村太郎」でいることは、かなりのストレスだったのかもしれない。
商社マンを経て保険会社時代「シャインズ」というバンドで「私の彼はサラリーマン」という曲を出し10万枚をセールス。後に退社し、いまの「我究館」を設立、館長として就活生のためのセミナーや、英語教育システムを基盤に頑張っている最中の訃報だった。
彼の著書「アツイコトバ」にこんな彼らしいコピーが付いていた。「死ぬ気で頑張れ、死なないから!」。
数年前から、癌を患っていると人づてに聞いていたが、 図らずも自分の言葉を46歳の若さで裏切る事になってしまった、、、、、、
合掌
通夜25日、葬儀は26日青山葬儀場にて(時間未定)