「実は沖縄の海に捨ててた猛毒の化学兵器の容器は、50年で壊れます」米軍より!ど~ん!
http://blog.goo.ne.jp/mayumilehr/e/c619d8f2b7bd8c60ec078aa11fda3b49
より


新たな証言 米軍が、海に、化学兵器を投棄か

琉球朝日放送 2013年7月29日 18時40分

7月29日、月曜日のニュースQプラスです。
沖縄市でアメリカ軍の廃棄物とみられるドラム缶が見つかり
毒性の強いダイオキシンが検出されたことが問題になっていますが、
こうした中、陸上ではなく、海の汚染をも指摘する衝撃的な事実が告発されました

ベトナム戦争の真っ最中であり、沖縄が本土に復帰する3年前の1969年、
化学兵器の中でも最も恐れられている、マスタードガスやVXガス、サリンが、沖縄の海に投棄されたというものです。


ジョンミッチェルさん:
「米軍は、陸上だけではなく、外にも汚染を広げたとみられています。
海にも汚染が広がったとみられています。
1969年に、沖縄の海岸に、化学兵器が捨てられたのです」


こう語るのは、枯れ葉剤問題の取材を続ける、フリージャーナリストのジョンミッチェルさん。
ミッチェルさんは先週、ジャパンタイムズで、衝撃的な事実を告発しました。


ジョンミッチェルさん:
1969年、知花弾薬庫で、化学兵器が漏れる事故が起きた。
陸軍の兵器責任者から電話があり、これらの化学兵器を、海に捨てるように指示されたと。
VXガス、マスタードガス、サリン
私の調査によると、もう一つのタイプの化学兵器がある。
ルイサイドという、最も危険といわれる、マスタードガスより危険な物


これは当時、沖縄を統治していたランパート高等弁務官が、帰任の際に、自身の回顧録で語った話。
ミッチェルさんは今回、沖縄で、このプロジェクトに関わったふたりの元軍人からも、証言を得ました。


ジョンミッチェルさん:
「当時沖縄にいた2人のアメリカ兵が、1969年の秋、沖縄の海に捨てた時のメンバーだった、と証言している。
1人は軍警察で、化学兵器を積んだ6台のトラックを、知花弾薬庫から天願桟橋まで誘導したことを覚えています」


また、QABが去年、枯れ葉剤に関してインタビューした、ジェームズ・スペンサーさんも、 次のような証言をしています。


ジョンミッチェルさん:
「もう一人は船に乗り、海に捨てる所に立ちあった。
彼も、海に化学兵器を落とす時に、押すのを手伝ったと話している」


1969年と言えば、沖縄が、日本本土に復帰する3年前。
知花弾薬庫では、毒ガス漏れが起こり、25人が病院に運ばれたと、新聞に報じられています。
その前年、1968年には、具志川で、奇妙な事件が相次いでいました




これは具志川の田んぼで見つかった、11本足のカエルの写真。
この辺りでは、こうした奇形ガエルが何匹も捕獲され、子どもたちから、『具志川蛙』と呼ばれていました。

また、具志川の海岸では、児童およそ240人が、海に入った途端、やけどのような皮膚炎を起こすという事件が発生。
アメリカ軍基地がある辺野古や、金武でも、同様の事件が発生し、被害者は320人以上に上ったのです。



返還されたアメリカ軍基地の、汚染の問題が浮き彫りになり、沖縄における化学兵器の存在や、汚染の事実が問題になる中、
ミッチェルさんは、海や土の汚染は過去の問題ではなく、いま、私たちに迫っている危険で、すぐに調査すべきだと指摘します。 


ジョンミッチェルさん:
「科学者は、化学兵器が捨てられ50年と言うのは、とても危険な時期だと語っている。
アメリカの調査によると、海に捨てられた鉄製の容器は、50年経つと壊れてしまう
ガスや化学兵器は、50年経った今、毒が流れだそうとしているのです」


沖縄の海に化学兵器が捨てられたということは、当時の高等弁務官の回顧録、そして、元軍人の証言から明らかになった、と言います。
しかし、その量や、今、それらがどうなっているのかは、わかっていません。

アメリカ軍基地の汚染については先月、沖縄市でも、子どもたちが使うサッカー場から、毒性の強いダイオキシンを含む、ドラム缶が発見されたばかりですし、
アメリカ軍に基地を提供している政府には、きちんと事実を調査する責任があります。


ーーダイオキシンって……枯れ葉剤由来のダイオキシンだった……。


水質280倍、土壌8.4倍 沖縄市ダイオキシン
琉球新聞 2013年8月1日


環境基準を超えた調査結果の最高値

【沖縄】
米軍基地返還跡地の、沖縄市サッカー場で見つかったドラム缶から、環境基準値を超えるダイオキシン類が、国の調査で検出された問題で、
沖縄市は31日、市独自の調査結果を、発表した。
ドラム缶の周辺液体や、付着物の一部から、水質基準値の280倍、土壌基準値の8・4倍の、ダイオキシン類を検出した。
枯れ葉剤の主要成分の一部も検出
市の委託で調査・分析した南西環境研究所は、ベトナム戦当時の枯れ葉剤製造大手企業の社名が、ドラム缶に記されていたことを踏まえ、
枯れ葉剤も含まれていた可能性はある」と総括した。
 
沖縄市は31日、国、県、市議会に、結果を説明した。
市議会は同日午後、基地に関する調査特別委員会を開き、国に、全面調査や原状回復を求める意見書を可決した
5日の臨時会で、可決する見通し。
枯れ葉剤「エージェント・オレンジ」の主要成分「2・4・5―T」は、ドラム缶22検体中、18検体で検出された。
同様の主要成分「2・4―D」は全検体で検出されなかった。


22検体中11検体で、PCB(ポリ塩化ビフェニール)を検出
最高値は、環境基準値の6・4倍の、1キログラム当たり3・2ミリグラムだった。
 
研究所の報告書では、検出されたダイオキシン類の組成が、農薬や除草剤の、PCP(ペンタクロロフェノール)に起因するとも指摘。
ほかにも、ヒ素やフッ素などの有害物質が、比較的高い濃度で検出されたことから、
枯れ葉剤に加えて、「その他の有害物質による複合汚染である」と評価した。
 
ドラム缶付着物22検体のうち、土壌基準と比較した場合、2検体で基準値を超過した。
最高値は、毒性等量(TEQ)1グラム当たり、8400ピコグラム(ピコは1兆分の1)。
周辺液体は、同1リットル当たり、280ピコグラムを検出した。
 
枯れ葉剤特有のダイオキシン類の一種、「2・3・7・8―TCDD」は、TEQ総量に占める割合が、7割を超える高濃度な検体もあり
枯れ葉剤由来の、ダイオキシンの可能性がある

サッカー場表層や残土、北谷町のキャンプ桑江跡地の土壌から、検出されたダイオキシン類は、基準値を大幅に下回った。
ドラム缶埋設場所の土壌からは、基準値以下だが、要監視濃度(同1グラム当たり250ピコグラム)を超える、340ピコグラムが検出された。

↑以上、転載おわり