ソープ通いを“蔑視”で否定 長崎幸太郎議員の歪んだ女性観
2016年4月14日
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/179354 #日刊ゲンダイ

「特集 秘書と不倫! ソープランド通い! 裏金疑惑! 暴露の手紙68通が国会に届いて 二階派『長崎幸太郎』代議士を巡る謀略」より

「週刊新潮」2016年3月31日号 掲載
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160404-00507130-shincho-pol&p=1
より



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自民系無所属で二階派に属する長崎幸太郎衆院議員(47・山梨2区=当選3回)のトンデモ女性観

長崎衆議員の紹介
 長崎氏は開成高校、東大法学部を卒業後、大蔵省(現財務省)に入省したエリートだ。2005年の郵政選挙で、堀内光雄元通産相の刺客として自民党から立 候補。比例南関東ブロックで復活当選を果たした。しかし、09年の選挙では堀内氏が自民党に復党したため、無所属で立候補し落選した。12年と14年の選 挙では、自民党から出た堀内氏の義理の娘、詔子(のりこ)氏と戦い、小選挙区で勝っている。

「詔子さんは過去2回の選挙で長崎さんに負けたが、比例で復活当選した。そのため、長崎さんは自民党に戻りたくても戻れない状態です。そこで、二階さんが派閥に特別会員として迎え、政策委員長を任せているのです」(政治部記者)


 この長崎氏の金と女に関する告発文が、有力自民党議員や市町村議員に約400通に送られていた。

金に関して
以前、長崎氏の有力後援者だった高山浩(仮名)氏というホテル経営者が、長崎氏に3000万円以上の裏金を渡していた。

女に関して
長崎氏には、智香子夫人との間に、7歳の長女と5歳の長男がいる。

11年半ばまでのソープ通い
「長崎さんの女好きは、地元では有名な話です。後援会の青年部の人たちを誘い、時には一人で、吉原のソープランドによく遊びに行っていました」

 実際、何度か長崎氏に誘われ、吉原に行ったという元後援会幹部は、

「長崎先生は05年に初当選した頃からソープ通いをしていました。よく行っていたのは吉原の『ヴィーナス』という店ですね。多い時は、2カ月に1回は行っ ていたと思います。河口湖から車2台で、青年部のメンバー7、8人で行ったこともあるし、私と2人だったり、もう一人入れて3人で訪れたこともある。1回 生議員の頃、風俗の無料紹介所で写真を見ながら、ソープ嬢を一緒に選んだものです。彼は、おっぱいの大きい美人が好みだと言っていました」

 自分はまだ無名の代議士なので、バレっこないと思っていたようだが、

「我々は、せいぜい1回2万5000円くらいの普通のコースを選んでました。一方、長崎先生はいつも5、6万円のVIPコースでした。さすがは国会議員なのでお金持ちだと思いました」(同)

女性元秘書との不倫

富士吉田の本部事務所に勤務している30代後半の秘書であった女性。

「相手は、富士吉田の本部事務所に勤務していた30代後半の秘書です。茶髪のロングヘアーでスタイルも良く、男好きするタイプでした。深夜コンビニで仲睦まじく買い物をする姿を見かけたとか、男女の仲を疑わせるような話が度々、私の耳に入るようになったのです」

 そんな折、ある事件をきっかけに、この女性との関係が大問題になる。

「12年7月のある日、長崎さんは支援者と大阪でゴルフをやると言って、東京の自宅を出た。当日、奥さんも東京駅まで見送りに行った。ところが翌日、彼女 が長崎さんの携帯に電話すると、『海外にローミング中です』というアナウンスが流れたというのです。不審に思って、前から疑わしいと思っていた女性秘書の 携帯にも電話すると、同じく『海外……』との音声が聞こえてきた。結局、大阪でゴルフというのは嘘で、秘書と二人で海外にいることがバレたのです」(同)

 智香子夫人は仰天し、高山氏に慌てて電話してきたという。それを受け、高山氏は長崎氏に電話したが、

「私に対し、彼は秘書と上海旅行しているとあっさり認めました。怒りがわいてきたものの、直ぐに秘書とは別々の飛行機で戻るよう長崎さんにアドバイスしま した。で、実際、翌日帰国し、私の河口湖のホテルに現れた。すると、ロビーでいきなり『どうすれば許してもらえますか』と言い出し、土下座したのです」 (同)


 それから数日後、長崎氏、智香子夫人、高山氏らが集まり、話し合いの場が持たれたという。

「奥さんは怒り心頭で、長崎さんを追及。しかし、彼は、秘書は友人と香港へ旅行していたと言い張っていた。業を煮やした奥さんは、二人のパスポートを見せ るよう要求しました。そこで私は助け舟を出し、『代議士の妻がこんなことで動揺してはいけない。追い詰めるのも良くない』と、2人のパスポートを出させず にやり過ごしたのです」(同)

 他の支援者からは、女性秘書を辞めさせるべきだとの声が上がった。それに対して、長崎氏は、

「とりあえず、女性秘書を富士吉田の本部事務所から石和の事務所に異動させました。その一方、総選挙が終わったら彼女を必ず辞めさせると約束したので、私も矛を収めることにしたのです」(同)

 そして12年末、総選挙が始まると、

「私は選挙戦で、後援会の青年部や遊説隊、長崎さんの家族などもすべて私のホテルに無料で宿泊させ、全力で応援しました。ところが、当選しても長崎さんか らは私に御礼の一言もなし。辞めさせると約束していた秘書は東京に連れて行き、第2秘書にし、最近第1秘書にしている。結局、当選後、私に挨拶に来なかっ たのは、秘書との関係を断ち切れなかったからでしょ」(同)



問題となった長崎氏の反論

 記事掲載前、この告発文について週刊新潮の取材を受けた長崎議員は、3月22日付の「回答書」を新潮社に送付したもよう。ただ、それだけでなく、地元の 一部支援者などにも「回答書」と同じものを配布した。自身の潔白を弁明しようとしたようなのだが、その文面があまりにア然とするものだったため、地元でに わかに広まり、「これはちょっと酷い」「女性を侮蔑している」と囁かれているのである。


自らの女性観について

〈私は、生来の潔癖な性格から、女性観については、独自かつ高邁なものがあり、書かれているような所(注・ソープランド)に出入りするような性癖はごさいません〉

〈配偶者は、東大卒の才媛であり、その点から、私の潔癖な性格と独自かつ高邁な女性観、を忖度賜れば幸いです〉

〈「誰が来るかもわからない不潔な環境において、どのような素性ともしれない、しかも『高学歴の才媛』という自身の好みとは対極に位置する女性と、進んで同衾したい」ということもなく……〉

 いやはや、驚くべき女性観ではないか。ソープに行ったのかどうかよりも、こっちの方が問題じゃないか。女性や職業に対し、こうした“蔑視”といえる考え 方を文章にし、支援者とはいえ表に出すような人物が、国民の代表として国民全体の幸福を追求すべき国会議員でいいのか? ちなみに長崎議員は、東大法卒、 旧大蔵省入省という超エリートである。

 長崎議員に事務所を通じて問い合わせると、「週刊新潮から取材があり、これに対して何らかの応答を行ったことは事実ですが、内容については、一切回答を控えさせていただきます」と文書で回答した。