森の奥深くに、動物たちと暮らす少女がいた。


彼女の名は、悠樹(ゆうき)。


幼いころに父に暴力を受けていた悠樹とその母親は、


行き場を失ったが故に森に逃げ込んだ。


だが、そこは地獄。


食べるものもなければ、寒いし、冷たいし。


母さんの笑顔も見れない__地獄だった。


『痲樹、悠樹。どこいるんだよ…さっさと出てこいよ!!!!!!!!!!』


なんて。


こんな声が毎日、森に響くんだ。


そんなとき、私の人生が真っ暗になったんだ。



母さんが、崖から落ちたんだ



その真下には、毎日のように森に来ていた


父親というなの男。


私を守ってくれる人が…いない。


母さん…!!


母さんは、いない。


母さん… 母さん…。


その男は、崖の真下におちた母さんの体を抱き上げると、


上を見上げた。


そして、草陰に隠れる私のめをみていった。






「お前が痲樹を殺したんだ――絶対に……逃がさない__」






その目は、すべてを見透かしているようだった。


多分、今から私が逃げだそうとしてることも


あの男には、ばれてると思う。


逃げ切れそうにないけど・・・・


[悠樹だけは生き残って…]


母さんの祈りだけは、守るからね…


私は、


木の枝が飛び出る急斜面を、急いで駆けあがった。


『・・・・・・・・くそがきが…――』


呟く声を無視して、涙をふく。


私は。


生き残る、


生き残って見せる…!!!


♯続く♯