メタルに未来はあるのか!? | BIRKENHEAD ERKY

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皆さんよく御存知の通り日本のメタル市場は縮小してきています。

 

日本でメタルと言えば、昔ながらのオーソドックスなタイプのメタルのことですので、

日本のメタル市場はガラパゴス化しており、

年配の人が中心の日本のメタル・ファンはどんどん高齢化が進むばかりになっています。

 

昔ながらのオーソドックスな伝統的メタルを聴いて楽しんでいる人達にとっては別に何の問題もありませんが、

グローバルな視点で日本のメタル市場の未来を考えるなら憂慮すべきことです。

 

若者は主に邦楽ロックを聴いていますが、実はその中には海外で言うメタルに相当するラウド・ロックも普通に含まれており、

つまり、今の日本の若い女の子はメタルを聴いている子が多いのです。
ただし、日本で言うメタル、BURRN!の言うメタル、BURRN!に載っているメタルのバンドではなく、
海外で主流の海外で言うメタルに相当する日本のメタル(日本で言うラウド・ロック)のバンドですので、
彼女たちは自分が好きな邦楽を聴いているだけであって自分がメタルを聴いているとは思っていません^^;
すなわち自分がメタル・ファンだという意識は全くないです(笑)。

どんなバンドかと言うと、TRIVIUMのマシュー・キイチ・ヒ―フィーが挙げている好きな日本のメタル・バンドと一致しています。

マシュー:「日本のメタルシーンは素晴らしいメタルバンドがものすごく多いよ。個人的にはこの世で一番好きなバンドの一つであるマキシマム ザ ホルモンだったり。Crossfaithも素晴らしいバンドだし、Crystal Lakeも、HER NAME IN BLOODも最高だ。」

今の若い女の子はこういうバンドを聴いていますね。
他にもcoldrainとかFear, and Loathing in Las VegasとかSiMとか。

TRIVIUMは主流メタル・シーンにいる海外のバンドなので、海外の主流メタル・シーンを見ている外人の感覚からしたら、これらの日本のバンドは当然メタルなんですけど、ガラパゴス化しているBURRN!を中心とする保守的な日本のメタル・シーンからしたらこれらはメタルではないというわけです。

つまり、今の日本の若い女の子は海外で主流のメタルに相当するバンドを聴いているのにもかかわらず、保守的な日本のメタル市場、メタル・ファンはそれらの若者向けラウド/メタルをメタルだとは考えていませんので、日本のメタル市場は若者向けメタル及び若者たちを取り込むことができません。

必然的に日本のメタル・シーン/マーケットはガラパゴス化し、どんどん縮小・衰退してきているということです。

 

(補足)

誤解しているといけないので補足しておきます。

 

日本の場合、昔ながらのオーソドックスなメタルが中心ですので、

メタルファンの高齢化が進んでいるわけですが、

ただし、オーソドックスなメタルが悪いわけでも、それを好む年配のファンが悪いわけでもありません。

年配のファンが古典的メタルを好むのはごく自然な当たり前のことです。何の問題もありません。

古典メタルも年配メタル・ファンも何も悪くないです。

 

問題は、BURRN!を中心とする日本のメタル・メディアが、海外で主流のメタル(若者向けの今どきのメタル)を扱わないことです。ここが諸悪の根源です。

そのことにより、若者を取り込むことが出来ず、日本のメタル・ファンは高齢化するばかりになっているわけです。

 

悪いのは年配のファンではなく、日本のメタル・メディアです。

BURRN!が推すバンドは、たとえ若手のバンドであっても年配の人好みのバンドばっかりですからね。

 

 

 

LOUDWIRE

日本のメタル・バンド BEST10

 

 

The 10 Best Japanese Metal Albums Since 2010, Chosen by SiM

 

Loudwire

The 10 Best Japanese Rock + Metal Albums Since 2010, Chosen by SiM

SiM vocalist MAH names the 10 best Japanese rock and metal albums that have been released since 2010.

 

 

 

One OK Rock, 'Niche Syndrome' (2010)

One OK Rock, 'Niche Syndrome' (2010)

One OK Rock, 'Niche Syndrome' (2010)

 

Coldrain, 'Vena' (2015)

Coldrain, 'Vena' (2015)

Coldrain, 'Vena' (2015)

 

Crossfaith, 'Xeno' (2015)

Crossfaith, 'Xeno' (2015)

Crossfaith, 'XENO' (2015)

 

Babymetal, 'Babymetal' (2014)

Babymetal, 'Babymetal' (2014)

Babymetal, 'Babymetal' (2014)

 

Maximum the Hormone, 'Yoshu Fukushu' (2013)

Maximum the Hormone, 'Yoshu Fukushu' (2013)

Maximum the Hormone, 'Yoshu Fukushu' (2013)

 

Paledusk, 'Happy Talk' EP (2020)

Paledusk, 'Happy Talk' EP (2020)

Paledusk, 'Happy Talk' EP (2020)

 

Noisemaker, 'Red Aphelion' (2017)

Noisemaker, 'Red Aphelion' (2017)

Noisemaker, 'Red Aphelion' (2017)

 

Otoboke Beaver, 'Ikotoma Hits' (2019)

Otoboke Beaver, 'Ikotoma Hits' (2019)

Otoboke Beaver, 'Ikotoma Hits' (2019)

 

Hanabie, 'Reborn Superstar!' (2023)

Hanabie, 'Reborn Superstar!' (2023)

Hanabie, 'Reborn Superstar!' (2023)

 

AILIFDOPA, 'Exormantis' (2020)

AILIFDOPA, 'Exormantis' (2020)

AILIFDOPA, 'Exormantis' (2020)

 

 

 

 

NEMOPHILA, 'REVIVE' (2021)

 

 

あと、忘れてはならないのがMAN WITH A MISSIONですね。

 

KNOTFESTの常連、マン・ウィズ・ア・ミッション。

KNOTFESTではハード&ヘヴィなナンバーが披露され非常に盛り上がります。

 

それゆえ、ここでは世間にイメージとはちょっと異なるハード&ヘヴィな曲をピックアップ。

「日本で言うメタル」ではなく、「海外で言うメタル」タイプのナンバーを4曲

 

MAN WITH A MISSION 『When My Devil Rises』  

 

 

 

MAN WITH A MISSION 『evils fall』  

 

 

 

MAN WITH A MISSION「Take What U Want」 

 

 

 

MAN WITH A MISSION 『database feat.TAKUMA(10-FEET)』