日本のメタル市場の現状 | BIRKENHEAD ERKY

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日本で言うメタルはBURRN誌で中心のメタル、つまり年配の人向けの昔ながらのオーソドックスなメタルやメロスピ/メロパワ等のメロディック・メタル(ビッグ・イン・ジャパン・ジャンル)が主ですので、日本におけるメタル・シーン/メタル・マーケットは保守的で守備範囲が狭くガラパゴス化しており、メタル・ファンは年配の人達が中心でその絶対数は少なく、高齢化が進むばかりになっています。

 

また、日本ではダサいジャパメタがお茶の間のテレビで醜態を曝け出して以降、ヘビメタはダサいというイメージが根強く残っています。

それゆえ、世間一般的に「ヘビメタはオジサンの聴く音楽」「ヘビメタはダサい」という認識が浸透してしまっていますので、現状の深刻なメタル・ファンの高齢化、メタル市場の衰退化を食い止めるのはなかなか困難な状況にあります。

 

日本のメタル市場がガラパゴス化、高齢化している理由は、

年配の人向けのメタルしか載せないBURRN誌の嗜好がそっくりそのまま日本のメタル市場に反映されているからです。

つまり、日本のメタル・シーン/メタル・マーケットは若者向けではないので、若者たちを取り込むことが出来ないため、日本人メタラーは高齢化するばかりになっているのです。

今どきの若者たちは日本で言うメタル=BURRN誌で主流のメタルは聴かないということです。

 

なお、ラウドパークは日本人メタラー向けですので必然的に往年のベテランや世界的にはマイナーだがBURRN内ではメジャーなメロスピ/メロパワ等のメロディック・メタルが中心の年配者向けフェスですから、ファンの高齢化と共に観客動員がなかなかは見込めなくなっています。

 

このガラパゴス化している日本のメタル市場がなくならない限り日本ではメタルに未来はありませんので、現在、先行き不透明というより現状お先真っ黒というかなり危機的状況にあります。

 

ただし、オーソドックスなメタルは何も悪くないし、

それを愛聴する年配の人達も一切何も悪くありません。

自分が好きなものを聴いて楽しんでいるだけですのでね。

問題は、嗜好/方向性が日本のメタル市場にそのまま反映されているBURRN誌が若者向けメタルを扱わないことです。これに尽きます。