80年代メタルからグランジへ行けなかった理由 | BIRKENHEAD ERKY

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海外では80年代メタルの次はグランジでしたが、日本はグランジに行けませんでした。

それは、BURRN!及びBURRN!を中心とする日本人80年代メタル・ファンが

①グランジを嫌っていたからと、②グランジを良いとは感じなかったからです。

 

①の80年代メタル・ファンがグランジを嫌った理由

●自分たちの愛する80年代メタルが古臭いもの、時代遅れとみなされた。

●80年代メタル・バンドがグランジの影響を受けて自分たちが愛する80年代メタル音楽ではなくなってしまった。

●グランジの影響を受けた80年代メタル・バンドのアルバムが駄作だったので、それを聴いてグランジはつまらない音楽だと思い込んだ。

 

つまり、本物のグランジをしっかりとは聴いたことが無かったのに、グランジの存在により自分たちの愛する音楽がなくなってしまったことに対する逆恨みからと、グランジはつまらない音楽だと思い込んでいたのでグランジを嫌っていたわけです。

 

そして②のグランジを良いと感じない理由

80年代メタル・ファンはメロディアスなメロディを愛するメロディ愛好家ですので、その手のメロディックなメロディではなくロックのメロディ(ブルース・スケールを使用したメロディのこと)のハード・ロックであるグランジを聴いても良いと感じることはできません。

 

以上の通り、ロック・ファンが大勢いる海外のロック文化圏の国々と違い、日本の80年代メタル・ファンはメロディ愛好家でしたのでグランジには行けませんでした。