ヴィニー・アピス「ロニー・ジェイムス・ディオはウォーミングアップしていなかった」
ヴィニー・アピスによると、ロニー・ジェイムス・ディオはステージに上がる前、ウォーミングアップを必要としていなかったそうだ。ディオ/ヘヴン・アンド・ヘルだけでなく、デリンジャー、ブラック・サバス、最近ではラスト・イン・ラインなど様々なバンドに在籍してきた彼にとって、これはとても珍しいことだという。
アピスは『Professor Of Rock』のインタビューでこう話した、「公演が始まる直前までロニーは楽屋にいるわけだ。俺はよく彼の楽屋に入り浸っていた。他にも人がいるんだ。ロニーは一杯やったりしてた。それで、スタッフが“オーケー、時間だ”って言いに来て、俺らはステージに上がる」
「ふつう、シンガーはウォームアップするんだ。俺が一緒にプレイしてきた全てのシンガーが何らかの方法でウォームアップしようとしていた。テープ使ったりとかさ。オジー(・オズボーン)でさえ、やってたよ」
ディオがウォーミングアップしないという点については、以前、トニー・アイオミも言及していた。「彼は素晴らしい声を持っていた。すごく自然に歌えるんだ。ウォームアップなんてしてなかったよ。他の人とは違うんだ。例えば、オジーはステージに上がる前必ずウォーミングアップしてる。でも、ロニーは座って、お喋りしたり飲んだりしてて、ステージに上がることができた。ウォーミングアップなしで、スーパーヒーローみたいに歌う」