東京の病院では、地元の総合病院ではもう使えないと言われた弱い抗がん剤をメインに色々な抗がん剤や薬を混ぜて治療されていました


スイート病のときには高熱が続き、さらに薬も色々と増え意識が少し朦朧としたのか、お母さんが昔話をはじめました


お母さんの実家はかなりの田舎でした


お母さんは父、母と弟の四人暮らし


おじいちゃんはその村の村長さんの息子でおぼっちゃんで育ったそう


けどおばあちゃんに一目惚れして周囲の反対を押切り、かけおち


お金持ちから貧乏になったとのこと


そしてお母さんたちが産まれ


おばあちゃんも仕事に出るようになり、小学高学年では全ての家事をやっていたそうです


おじいちゃんは今でいうDV旦那で、おばあちゃんをいじめていたとのこと


お母さんも弟ばかりを可愛がられて、服も綺麗なものを着せてもらえなかったそうです


おじいちゃんが意地悪なことは昔から聞いていたので、私はおじいちゃんのことがあまり好きではありませんでした


なので実家におじいちゃんとおばあちゃんを呼ぶことは反対だったし、お母さんが体調悪くても実家に行きたくなかった理由の1つでした


けど、おばあちゃんまで弟の方を可愛がっていたなんて


昔なら長男を可愛がるのは仕方ないのかもしれないけど


けど…


(毒はいちゃいます)

おじいちゃんとおばあちゃんが実家に来なければお母さんは病気にならなかったと思う


お母さんはかなりのストレスと疲れで病気になってしまった
(私の勝手な思いですがそれしかないんです)


それまで健康すぎってくらい元気だったのに


私は許すことができず


あることを行動してしまいました





~お母さんへ~


お母さんの昔話もっと聞けばよかった

けど悲しい話ばかりだったから

そして走馬灯のように聞こえてしまって

聞くのがつらかったな

お母さんはお父さんと結婚できてよかった?

私とお兄ちゃんみたいなこどもでよかった?

幸せだった?