音楽ライターのノグチアキヒロさんにアルバムレビューを書いていただきました✨ | 山下絵理 キラキラ系シルキーボイスのシンガーソングライター Powered by Ameba

音楽ライターのノグチアキヒロさんにアルバムレビューを書いていただきました✨

音楽ライターのノグチアキヒロさんに山下絵理1stアルバム「EYE MAKE」のアルバムレビューを書いていただきました✨

アルバムが完成するまでの裏話やサウンドに込められたメッセージがたくさん入っていて、

いつもアルバムを聴いてくださっている方には面白く、また、まだ聴いていない方にもアルバムに興味を持っていただけるようなレビューになっています♪

 

最近は見なくなってしまったけど、

CD全盛期時代には洋楽CDには日本語のブックレットというものが入っていて、

音楽ライターさんが書いた3ページ分くらいの文章をキラキラと胸躍らせながら読んでいました🌟

そこから得たプロデューサーさんの情報をもとに新しいアーティストのCDと出会ったりしていたので、

輸入CDの方が安く手に入るのに、ブックレット欲しさに日本版を必ず手に入れていたことを思い出します♪♪

 

ぜひアルバムを聴きながらお楽しみくださいませ✨

 

山下絵理 1st Album『EYE MAKE』

ダウンロードやストリーミングで聴けるよ♪

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山下絵理 1st Album 

「EYE MAKE」アルバムレヴュー

Editor & Writerノグチアキヒロ

 

 

あなたはきっとどこかで、その歌声を耳にしたことがあるはずだ。鮮やかなメイクアップをキメて、心の扉を優しくノックする彼女の歌声を。

 

その圧倒的なオリジナリティを宿した歌声の持ち主とは、シンガーソングライター山下絵理。大反響を得たドラマ主題歌「Unpredictable Story」やCMソングなどで熱い注目を集める彼女が、シングル4作品を経て待望の1stアルバム『EYE MAKE』をリリース。山下絵理最大の魅力は、日本の音楽シーンで他に見かけないような繊細で美しいウィスパーボイスと、時に躍動的に空高く突き抜ける力強さを併せ持つボーカリング。その実力を存分に堪能できる本作では、宇多田ヒカルや加藤ミリヤ、BENIなどを手掛けた音楽プロデューサー村山晋一郎と、R&Bシンガーソングライターであり音楽プロデューサーとして多角的に活躍の場を広げているHI-Dが全面的にバックアップ。山下絵理の稀有で表現豊かなボーカルワークと融合し、高いレベルで彼女の多彩な表情と世界観を引き出した、まさに“満を持して”のアルバムとなっている。

 

山下絵理は、その歌声で国内外を問わず大きな反響を得た香取慎吾主演のTBSドラマ『家族ノカタチ』主題歌「Unpredictable Story」、石原さとみ主演の日本テレビドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』や映画『パラダイス・キス』の劇中挿入歌などといった数多くのドラマ・映画・CMの曲を担当。また、その高いスキルから“ellie”名義でフィーチャリング・ボーカリストとしても多数のミュージシャンのハイクオリティな作品に参加し広く活躍しており、もし彼女の名を初めて知ったのなら、ぜひ覚えておいてほしい。

 

本作では新たにリマスタリングしたシングル曲「Knock」「Happy Ending」「Tasty」のほか、旧知の仲である山下・村山・HI-Dの3者が渾身の想いと技術を詰め込んで書き下ろした8曲を収録。客演作品ではなかなか挑戦できなかったサウンドに挑み、コーラスワークにもこだわり抜いて過去最高“超絶”丁寧に作り込んだという。今作では思う存分自由に遊び、“アーティスト山下絵理”として可能性の羽を広げた作品に仕上がった。

 

数々の実力派女性ボーカリストをプロデュースしてきた村山晋一郎のアーティスティックな手腕は1曲目「No Other Love」で早々に披露され、山下絵理の切ないボーカリングとともにアルバムの世界観へと一気にリスナーを引き込む。表題曲である「EYE MAKE」では、自分に魔法をかけるようにアイメイクで変身した女性が勇気を出して1歩踏み出し、“Yes, I love you”と素直な気持ちを歌い上げる。アルバムには、“どんなに現状や未来が変われないように感じていても、EYE MAKEで美しく変身するように、センスやアイデアや工夫・信念で、楽しみながらどんどんパワーアップした自分をデザインしていこう”という山下絵理のわずかな光や希望を信じる強いメッセージが込められている。この作品自体が、思い通りにはいかず疲弊したり挫折したり、不透明で混沌とした今を生きる“あなた”へのエールだ。

 

「Fantastic」ではライブで披露されていたロマンティックなクラブチューン「Anniversary」にも連なるような、ラグジュアリーで心トキめくサウンドが疾走し、80年代の包み込むようなシンセやドラムの音質やコーラスの積み方にもこだわったと言う「Feels Like A First Time」では「中学生の頃にPrinceの音楽に出会って“こんな音楽作れるようになりたいなぁ”とぼんやり夢見て作曲家・アレンジャーになって35年、やっと実現した気がする」と村山が語るほどの出来栄え。情感たっぷりに歌い上げる「Yokogao」、心の触れ合う尊さを讃えるように優しくエンディングを迎える「Love You 4 Life」。“透明感のある歌声”という形容があるが、山下絵理の声質にその要素もありつつも、あえて言いたいのは彼女の歌声は非常にカラフルで表情豊か。本作では、その魅力を十分に楽しめる。収録曲を聴けば、切なさや優しさの光を感じるだけではなく、色とりどりの海を泳いでいるような感覚に襲われる。それは色付いて不透明というわけではなく、わずかに降り注ぐ光で鮮やかに発色しつつ、その水はどれも澄んでいる。彼女の歌声に導かれアルバムを聴き終わる頃には、きっと心地良い充足感と明日へ踏み出す勇気が得られるだろう。

 

その曲を1つ聴けば、山下絵理が単なるポジティブ・メッセージを発するだけのアーティストではないことは誰の耳にも明白。2011年にあの悲劇的な大震災が起こった後、彼女は本アルバムには収録されていない山下絵理名義の1stシングル「Cinderella Story」を発表。震災直後に彼女と話したとき、多くのミュージシャンが沈黙する中で「今だからこそ歌わなくてはならない。歌えるミュージシャンでありたい」と話したことを鮮明に覚えている。彼女は憂いや悲しみ、孤独をどこかに抱えながら、常に人に寄り添うような、希望や願いを込めた曲を歌い続けてきた。それが圧倒的な歌唱力のみならず、山下絵理が多くの人を惹きつけて止まない理由であろう。

 

奇しくも『EYE MAKE』は山下絵理本人の誕生日にリリース。本作は彼女がこれまで大切に1音1音積み重ねてきた過去から現在までの集大成、常套句で言えば名刺代わりの作品だ。ただ同時に、この1stアルバムは、前へ進むためバキッと新たなアイメイクを施した彼女の“Re:birth”であり、“一緒に進もうよ”と今を生きる全ての人の背中を押す彼女なりの狼煙である。さぁ、メイクアップして出かけよう。扉を開いた向こう側の景色は、きっと素晴らしいはずだから。

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山下絵理1stアルバム「EYE MAKE」

 

1 No Other Love

2 EYE MAKE

3 My Life

4 Fantastic

5 Happy Ending

6 Feels Like A First Time

7 Violet Rain

8 Yokogao

9 Tasty

10 Knock

11 Love U For Life

 

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=ライブ情報=

2018年7月21日

ERI YAMASHITA 1st Album 「EYE MAKE」Release Party!

↓前売りチケットの購入はこちらから↓

https://eriyamashitalive0721.peatix.com/  

チケットの買い方が分からない方はオーワ・D・タカシさんの動画をチェック!

https://youtu.be/KLW111H8gCc