ニューヨークのラテン移民が多く住む街。
亡くなった両親が残してくれた小さなお店を経営する若者は隣のサロンに勤める女の子に恋をしていて。
その子は借金を抱える母親のせいでアパートから追い出されそう。
向かいのタクシー配送を経営する家族の娘は、一流大学進学後も、学費が滞り、これ以上大学に残ることができず、
実家に帰ってくる。
移民ゆえに苦しむ貧窮と、外部の人たちに対する逆差別。
移民大国アメリカで、力強く根ずき、咲き誇るラテン文化。
ラテンダンスシーンは圧巻だった。
家族が娘を思うシーンで涙。もうすっかり親目線。
自分のきた島(プエルトリコ)に帰りたい、と歌うおばあちゃんに、
何十年後かの自分の姿を重ねる。
私も何十年後かに、日本に帰りたいと泣くのだろうか。
私が感じる差別よりももっと強い差別を、この人たちはもって生活しているんだろうか。
これが、ニューヨークのオフブロードウェイで大ヒットした理由がよくわかる。
地元の話だもんね。
お芝居を見ると、沸いてくる創作力。
私も自分にしか書けないお芝居を、書くときがくるだろうか。
いや、やらない限りこない。
舞台はアメリカの日本食レストラン。
日本人のオーナーに。
メキシカンの陽気なシェフ達。
そこで働くウェイトレス達のたくましくせつないアメリカでの生活を、
一本のお芝居にすることができるのだろうか。
さて、話は戻り、In the Hights. 主役の台詞がラップが多かったので、
英語ネイティブでない私には完全に理解するのが難しかった。
さらにスペイン語、スペイン語なまりの英語、と入り乱れるので、
芝居後に夫に話しの流れを確認するところもあった。
ただやっぱりこういう内容は、ウェストサイドストーリーと比べてしまい、
それと比べると、ウェストサイドストーリーは、音楽も内容も、ダンスも圧巻なんだなー。