運動会の季節である。
ここ米国でも街は運動会のBGMと教師の行進の掛け声が響き渡り、
近頃の話題はお弁当の中身のことばかり、、、
のわけねえええええっ!!!!
失礼いたしました。
しかし、我日本語補習校では運動会をしてしまったのである。
なにしろ週に1度、土曜日のみのサタデースクールなため、
練習時間なんてまるでなし。
自分のイメージする運動会っていったらあなた、9月が本番なのに6月
から練習を始め、もう二学期になったら毎日毎日毎日毎日
ひたすら行進の練習をさせられた、とにもかくにも
ものすごくビックイベントであった。
毎朝体育教師が笛を吹きながら
『左っ!右っ!左っ!右っ!』とマイクごしにどなりまくり、
もうちょっとでも足並みが崩れれば全体責任の名の下に、学年全員が
さらしものとなり放課後まで練習したものである。
やるほうが真剣ならば見るほうも真剣で、雨の中一週間も前から
保護者が場所取りのためピクニックシートをしいていたものである。
さて。
あれから10年以上がたち、想像もしていなかったが、今度は私が
教師となり、練習時間もない中運動会に参加することになった。
当日はあいにくの雨模様で、近くの学校の体育館の中での運動会。
しかし、大人達の気合が違う。
体育館には何故かこいのぼりが二匹掲げられている。
半分アメリカ人の子供達もこの日ばかりは紅白のハチマキをして
やる気充分である。
唯一違うことといえば、こっちの中学生は半パンをさらに折り返して、
ハンケツが見えている。
私のころは隠そう隠そうとしてたけどなあ、、、
なんて感慨に浸りながらも競技は進み、
短距離競争、
台風の目、
障害物競争
パン食い競争
応援合戦
二人三脚
綱引き
リレー
と昔ながらの運動会王道まっしぐらの種目が並ぶうちに、
私、熱中してしまいました。
なんたって生徒がみんな真剣なのである。
学年関係なく(幼稚部から高等部まである)紅白に分けられるのだが、
『あかぐみがんばれ~』
『しろぐみがんばれ~』
との大合唱。
私の担当する中学二年生の子供達も必死でリレーに参加し、
短距離走で負けたことをくやしがっていた。
何よりはっとさせられるのは、
活躍して戻ってくる生徒の誇らしげな顔である。
気がつくと私もしっかりパン食い競争にも男女混合リレーにも参加。
ほっぺに『たいへんよくできました』のスタンプも押してもらい、
帰る頃には応援しすぎで喉はがらがら、運動不足がたたって筋は痛むわ大変だった。
米国での手作り学校。
親と教師が一体となってがんばる姿にホロリとさせられた。
運動会ってこんな楽しいものだったんだ。
大人になってそれも米国で知った発見。
来年も、白組勝ちますよ~。
てな一日。