私はセレモニーで演奏させていただいています。
何年も前からの夢でした。
今年から始めて、約10ヶ月。ようやく何か分かりかけてきました。
私の父は信心深い人で、お寺さんのお世話を何十年もしていました。
お寺さんがお参りされると、いつも袈裟をかけて一緒にお経を読んでいました。
父が他界してもうすぐ7年。
ピアノを弾く私達、娘達を遠くから嬉しそうに見ていました。お寺さんの曲を持ってきたことも。。
今の住職さんの結婚式には、姉妹で演奏に行かせていただきました。
今日のセレモニーは、我が家の宗旨と同じ。
聞きなれた読経に父を感じていました。
故人様が泣き崩れる御家族に何を思うのか、御家族は故人様に何を思うのか…
計り知れない思いであるのは確かですが、寄り添ったり、想像することは出来ます。
セレモニーを希望したのは、故人様と御家族の最期の時をお手伝い出来る、唯一の仕事だから。
昨日の納棺式〜今日のご葬儀にかけて、御家族にしっかり泣いていただき、最後は笑顔になっていただけました。
一期一会
自分の演奏で、最期をお送りさせていただいている…感謝です。