昨日、ちょっと名前は明かせませんが、
ビジネス界のある分野でとても有名な方にお会いしてきました。
その方から3時間ほど講義を受けたのですが、
書かれたレジュメの冒頭には次のようなことが書かれていました。
「できること」をするのは負け犬路線の第一歩
「できる事」ではなく「勝てる事」をせよ
と。

この言葉、かなりキョーレツにわたしの心に響きました。
でもなぜこんなに響いたのかなあと考えてみました。
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最近よくこんな言葉を耳にしませんか?
「できることからはじめよう!」
「できることをします!」
事実、自分自身も世間に習って
「わたしにできることを提供します」とか、
「わたしにできることはありませんか?」
などと
言ってしまうことがあります。
でも言ったあとでいつも違和感が残るのです。
というのも
わたしの中にもうひとりのわたしがいて、
彼女がこう反論するんです!
ふ~ん。
それじゃあ、あなたはできること「だけ」しかしないんだ、
じゃあ、できないことはしないんだね。
(まあ、「できること」すらしない人よりはマシかもしれませんが・・・(笑))
でも言われてみると、この言葉、
「勉強」や「会社経営」などにあてはめてみると一目瞭然です。
「できることだけ勉強する」
「できることだけで経営する」
そうです。
「できること」=現状のまま
すなわち、
「できることをする」
「できることだけしかしない」
とは成長がのぞめないということです。
壁を打ち破るためには
自分の能力よりも少し上に目標設定をします
そして努力するー
乗り越えられたら、
またもう少し上の努力目標を設定するー
そして努力する・・・(以下、延々と続く・・・)

こんなことを会社経営や人生をみていて思っていたからこそ
昨日、この言葉を聞いて、心に響いたのかもしれません
わたしの中のもうひとりのわたしが
「よくぞ言った!」って感じで・・・(笑)
ただ、
この言葉は
ビジネスの最前線、戦場を戦ってきた人が言ってこそのものです。
わたし、個人的には「負け犬」って言う言葉、あまり好きではありません。
確かにビジネスの世界では
自分を選んでもらえる=勝ち、
自分を選んでもらえず他の人が選ばれた=負け
という図式が成り立つのかもしれませんが。
勝ち、負け
ではなく、
相手の役に立つかどうか、
相手が自分に共感してくれるかどうか
そんな点も大切かなあと思うのです。
もしもわたしの今の身分で言い換えるとするならば
「できること」をするのは甘えの第一歩。
「できる事」ではなく「相手に役に立つ事」をせよ
う~ん、まだまだ甘いかな、それとも私らしいかな?
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
冨永英里