前回は、予告と違う記事になって
しまいましたが…
今回は予告通り。



「どうしても行きたい場所」その二
から始まります。
バニラのブログを
ずーっと前から読んで下さっている方は
何となく聞いたことが
あるかもしれません。
『あなごのねどこ」
尾道にある、
そんなユニークな名前の
不思議な複合空間。
「あくびカフェー」とか、
呑気な名前も可愛らしく。
そんな入り口から
細い細い路地を抜けて…。
路地を抜けると、
まるで誰かの家の
小さな庭のような場所に出ます。
「紙片」さん。
前から何度か訪れているんですけどね。
初めて訪れた時に見た
この看板の絵に「あ!もしかして」と。
杉本さなえさんの絵です。
「紙片」のショップカードも、
小さな四角い、コレです。とても素敵なの。
杉本さんの絵の殆どは
黒と朱の墨2色で描かれています。
黒の墨だけのものや、
時々明るいブルーと朱の2色絵もたまに。
何とも言えない、ノスタルジックさが。
さて、
今回の目的は「絵本原画展」
紙片さんでは、たまに個展や原画展など
定期的に開かれます。
ライブイベントなどもあったり。
昨年は荒井良二原画展があったそうで
逃した私は「あぁァーー!」と。
杉本さなえさんの個展も
来年辺り、又こちらで開催予定とか。
今年に入ってからの情報で、
福田利之原画展をやっている、と
たまたま知ったので
またまたウズウズと…。
終了まで1週間、という時点で
滑り込みセーフでした。
ふー。


看板の先の
あの庭を抜けて、トコトコと。
カララ…。
福田利之"祈るこどもたち"原画展
店主さんに、
『差支えない場所、店内を撮っても良いのか』
確かめたところ、
「宜しかったら作品もどうぞ」
と仰るので
「いいんですか?」と言った私に。
「写真が『原画』を越えることは
ないので、大丈夫ですよ」
とのお返事でした。
でもやっぱり
集中してじっくり観たかったので
写真は何枚かだけ…。
表面の凹凸や、ツヤ。色彩。
重ねて描いたこの中に、
使われた時間と身体の熱がありました。
鮮やかさ。力強さ。繊細さ。
指で、触れてみたくなるような。
(そんなことは、決してしませんけれど…)
印刷だって、とても吟味されて
色んな方々が関わって。
拘り抜いての「絵本」だろうけれど。
この質感、色彩の全て。
「原画」でなければ、感じられないもの。
絵本を持っているけれど、
いつも見ていたものと原画の
こんなにも「違う」ということに
改めて、驚きました。
忘れられないような美しさでした。
この日、購入した一冊。
福田利之さんの
こちらの絵本の原画展も以前
されたのだそう…。
とても美しい本だったので
原画もみて見たかったなぁ…と
心から思いました。
帰りのレジで、少しだけお喋りを。
何度か此処に来たけれど。
いつも物静かな店主さんですから
客のワタシから話しかけてみました笑
バニラ'sカフェの猫のように



物静かなんだけれど、熱い店主さん。
原画展の情報や、
好きな本のお話。作家さんの話。
昨年末に行った
「エドワード・ゴーリー展」の事など。
思っていたよりも、長くなり。
もう一軒、
「活版カムパネルラ」
という所にも行きたい、と
話していたのですが。
この日の町は、本当に寒く。
手足が冷えて、しんどい。痛い。
無理をすると、後がね…という私なので
そちらへは
「今度行こう!」という事になりました。
(その名の通り、『銀河鉄道の夜』の
カムパネルラから付けられた名前だそうです
)














尾道には他にも「素敵」が沢山。
山の方に「梟カフェ」があって、
そこでは時に
満月の夜「夜会」が開かれたり。
商店街には「昭和」な喫茶店があったり。
レトロな建物があったり。
そこから続く、小さな路地でも
ひょっこりと素敵なお店に出会えたり。
☟こちらは「あなごのねどこ」入り口。
すごく賑やかではないけれど…
ゆったりとしている、
その雰囲気がとても好きです。
たまに少し遠出してやって来る
私が知っているのは、
その中の
ほんの、少しなのでしょうけれど。













今回のお出かけ・2人で「ハシゴ」。
移動して、移動して、又、移動して。
ちょっと忙しかったけれど…
次の日、ちょっとグッタリしたけれど。
また
素敵なお店や展示に来られますように🌟
ではでは。
今日もまた
バニラの部屋に来て下さった皆様に
ありがとうを、バニラより
🍨

