9月に入り、こちらの方も
朝晩の気温がぐっと下がって来まして
だいぶ過ごしやすくなってきました。
夜、自然の風と空気にて眠るのは
やはり体に心地良い…なぁ。
皆様の体調はいかがでしょうか?
羊毛フェルト作家のバニラです
🍨

先日から
部屋の中で雑然としてきた箇所を
少しづつ整理しているワタシです。
夏の暑さと疲労で、ついつい億劫になってしまい…
気付いた時にはなんとなく逃避したくなります

さてそんな中、今日は
わたしの馴染みの『モノ』について、少し。
凄く若かった頃は(
)

そんなことは意識してなどいなかった
ように思うのですが。
1度気に入ったり、
使っているものが修繕不可になるまでは
それらを長く長く使う方だと気付きました。
それらの「モノ」は
知らずの間に「フルモノ」になったり
誰かが長年使っていたものが
そのまま、私の元に来たり。
そんなかんじで
ワタシの側に居てくれます。
きっと、皆様のところにも
そんな風に長く
「愛すべきモノ」ってありますよね



普段のワタシは
シャツを着る事が多いのですが
「素材」「着心地」「カタチ」など
自分の「ココチヨイ」がわかるように
なってから手にしたものは
どれもが、いつ買ったのか忘れた位に
長くワタシの側にあります。
布は柔らかくなって、体に馴染んで。
どんどん「ココチヨク」なるもので…
たまにシュジンが
「助さん格さん、もういいでしょう」
と、黄門様に成り替わり。
もうこれだけ使ったのだから
"捨ててもバチは当たらないのでは…?"
と言われたアウターなどもあります



どんなアウターだ……。
この椅子と鋏も、
そんなワタシの側に。
2年前に、「裁ち鋏」を。
今年の始め頃に、丸椅子を
祖母より貰い受けました。
85歳位までは、畑仕事と共に
よく編み物、縫い物もしていた祖母ですが
90過ぎてからのここ何年かは
「もう手も目も、ついていかなくなった」
と言って、今は
「畑」と「カラオケ」が彼女の生き甲斐に。
この鋏は
ずっとずっと祖母が使ってきたもの。
この鋏で祖母が布を裁つところを
よく側で見ていました。
そして今も「シャク、シャク」と
美しい音で、布の上。
丸椅子もあちこちグラグラだったのを
父が修繕してくれて、ワタシの側に。
この椅子は
祖母が今の家に来た頃から
一緒に暮らしてきたらしく
幼かったワタシにも
馴染み深いものでした。
亡き祖父の使っていたパンチ。
これもワタシの幼い頃から
あったように記憶しています。
いつからあったのかは、わからず。
かるーく、ンん十年選手ですね。
実家の道具箱から、ワタシの元へ。
青い方は小さくて…可愛いの。
私の持ってる小さなすり鉢用に、と。
元々は、昔に祖母が使っていた
通常サイズの古いすり棒を
切って、削って、ヤスリをかけて
父がリメイクしてくれたもの。
2人家族のワタシの家で、
手頃なサイズのすり棒は大活躍です



こうなってくると…こちらなんて
「新しいではないか」と
思えてくる、柘植の櫛。
まだ結婚前、20…ンン年前に、宮島にて
たまたまシュジンが買ってくれたもの。
私が「欲しい」と言ったんだろうけれど
当時、これで梳かすような髪型では
無かったんだけど…ね。笑
ワタシは何故にこれを……?
今、時を経て…羊毛の方に役立つ品に
なっております。
今使っている新しいものも
明日はまた少し、馴染みのある
「古道具」へ。
そして、それを使うワタシの
ココロは
若々しくありたいなぁ。
「縫い物」が難しくなっても
違う事を探して
愉しんでいる祖母のように。
何かに興味を持っていたいなぁ。
……そしてこの道具に纏わるオハナシは。
とあるレディとの
「古道具交換会」へと
繋がっていたのでございます。
それは、また



いつもバニラ部屋を
そっと訪れて下さる方々に
沢山のありがとうを、バニラより

今日も、最後まで読んで頂き
ありがとうございました
