妊娠の経過
まず、次男を妊娠する前に
私は2回妊娠出産を経験しています
長男(1回目の妊娠出産)の時は胎盤早期剥離を
起こしながらも母子共に無事でした
2回目の妊娠出産は妊娠35週で
死産でした
私は思いました…
世の中、三度目の正直という言葉が
あります
でも
二度あることは三度ある
って言うじゃないですか?
絶対また何かある…
そう思ったので、産院を変えました。
今までは個人の産院だったのですが
大きな総合病院に変更しました。
総合病院だったらもし何かあっても
すぐに対応してもらえる
そう思いました。
経過良好…のはずが
経過は良好でした
が、妊娠32週頃…
深夜0時
『お腹痛い…』
お腹の張りの回数と時間を確認するアプリを
入れていたのでカウントしてみると
15分感覚で定期的にお腹が張っている
病院行こう!!!
胎盤早期剥離と死産を経験して分かりました
我慢したらアカン
病院に電話して、深夜4時。
幸いにもタクシーを拾う事ができ
急いで病院へ行きました
管理入院生活の始まり
NSTをとってもらうと、確かに15分感覚で
お腹の張りが確認できました。
でも、子宮口は全く開いていない
診察の結果
管理入院が決定しました
(ドンドンパフパフ〜🥳👏🎉)
主治医「家で家事育児しないでずっとゆっくり
出来るなら退院してもいいですよ」
私(いやシンプルに無理やろwww)
4人部屋(大部屋)生活が始まりました。
『何かあるかもしれんし早めに入院準備しよ』
まるで管理入院を予知していたかのように
(経過良好で終わらないと思ってただけwww)
入院に必要な物は既に用意してありました
旦那が翌日持って来てくれました
コロナ禍だったので
旦那と直接会ったのはこの日だけで
次に会ったのは出産した時でした
大部屋が楽しい
私は浅く広く仲良くするタイプで
自販機で紙パックのジュースを買ってきて
同じ部屋の人達に「よろしく〜」と
配り歩きました
時々部屋の真ん中に椅子を持ち寄って
みんなで旦那や子供の話をする事もあれば
カーテン越しに声だけで話す事も
ありました
入院生活は全く退屈でも辛くもなく
楽しかったです
あの時同じ部屋になった人達に感謝です
初めてナースコールを押す
管理入院中、私はナースコールを押した事は
ありませんでした。
張り止めの薬を処方されていましたが
内服なので点滴も無く
入院生活に不自由を感じる事は
ありませんでした。
出産予定日前日の夜
入院してから約3週間が経ちました。
明日は帝王切開手術なので
よく休めるようにと、寝る前に睡眠薬が
処方されました
『明日かー、ゆっくりしよ』
そう思って睡眠薬を飲み休んでいました
深夜0時
『お腹痛い…』
お腹が痛くて1時間ほどで目が覚めました。
お腹の張りをアプリで確認すると
15分間隔くらいで張っていました。
その後
1時間ほど様子を見たけれど、良くならない。
何ならもっと痛くなってる…
どうする…?ナースコール押す?
同じ部屋の人達寝てるし物音したら迷惑やん?
いや、でも痛いし、普通に。
これは…押そう!
入院して初めてナースコールを押しました。
助産師さん「どうされました?〇〇さんが
ナースコール珍しいですね?」
私「お腹が…痛いです。15分間隔で張ってます」
(アプリを見せる)
この後陣痛室へ運ばれました
手術の前に陣痛が来てしまう
手術まであと9時間…
この9時間がもたないのが私
お腹の外側から誰かにすごい力で掴まれて
すごい力で引っ張られてるような痛み
ガチガチにお腹が張って痛い
これが10分間隔くらいで来る
え、嘘やん…これが陣痛?
めちゃくそ痛いやんけ
私帝王切開やのに、陣痛も経験すんの?
マジかよww
すっと終わってくれない私の出産。
うおおおおぉ(´^ω^`)イッテェエェエ!!
『新幹線みたいにガーッて痛くなっておさまって
またしばらくしたらガーッて痛くなる』
同じ部屋の人が陣痛をそう表現していて
全くその通りだった。
聞いてて良かったと思いました。
一睡も出来ないまま
手術まで陣痛に耐えました。
痛みで唸り過ぎて疲れ果てていました
3回目の帝王切開手術
午前9時
やっと手術!早くこの痛みから解放して!
それしか思えませんでした。
手術直前までNSTをつけていたので
胎児が元気なのは伝えられていて
その点は安心して手術に臨めました。
硬膜外麻酔をして、どんどんお腹の痛みが
消えていく…解放された……
帝王切開手術も3回目。
焦げ臭い電動メスの臭いや音。
胃袋の辺りをぐいっと押される感覚。
全て知っている。
「おめでとうございます〜」
主治医の声がして、赤ちゃんの泣き声が聞こえる。
『生きてた…今度は生きてた……』
死産の時の記憶が蘇る。
心臓が止まって静かだったエコー。
誰にも祝われなかった出産。
死んでた我が子。
手術室に響く声で私も泣いた。
ホッとした。
何故泣いてるのか麻酔科の先生に訊かれ
「前の赤ちゃん…死んでたから……」
と答える。
この子は生きていた。
良かった。
泣き声が聞こえた。
確かに聞こえた。
聞こえたねんけど
ずっと泣いてる…?
あれ?泣き過ぎじゃない?
気配で分かる
先生達が何か慌てている…
NICUへ
主治医「〇〇さん、赤ちゃんな
ちょっと苦しいみたいで今から小児科の
先生に見てもらうわ」
私「生きてたらもう何でもいいです!
よろしくお願いします!」
そう言い残し、疲れ果てた私はお腹を
縫われながら寝てしまいました
目が覚めたら全てが終わっていて
部屋に戻ろうとしている所でした。
部屋に戻る前に助産師さんから聞きました。
産まれた我が子は胎便吸引症候群で
しばらくNICUに入ると。
※参考
お腹の中で胎便を吸い込んでしまい
呼吸困難になった所を
更に頑張って呼吸しようとした為
肺に穴が空いたそうです。
でも、特に命に関わる事はなく
後遺症が残る程でもなく
数日でNICUは出れるんじゃないかと
言う事でした。
NICUにて、出産翌日の次男。
まだ何かの管がついています。
この日から2年。
今では2歳になり元気にしています
生後11ヶ月でお兄ちゃんになってしまい
少し不自由な思いをさせて
しまってるかなと思う時もあります
次回は末の娘の話をしたいと思います
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