息子へ
君には泣かされました。
クリスマスの夜のことです。
久しぶりの休みだし、息子と一緒にお風呂に入ろうと思い
「パパと一緒にお風呂入ろうか?」と声をかけました。
いつも息子と二人で夜を過ごし、
毎日、手のかかる息子の入浴で辟易していた妻は、
「そうよパパとお風呂に入れば?」
と追い打ちをかけました。
息子の駄々が始まります。
「パパいや、ママと入る」
と言って泣きます。
わめきます。
まるでこの世の終わりのように
叫び続けます。
僕はちょっとがっかりしながらも、妻に
「先に風呂入ってるから、無理やり連れてきて、
あとは何とかするわ」
と声をかけました。
妻は、つい気持ちが出ちゃったのでしょう。
息子に祈るように
「たまには、一人でゆっくりお風呂入らせてよ!」
と怒鳴ってしまったのです。
泣きじゃくっていた息子は、
しばらくしてから、気持ちを切り替えるように、
意を決したように、
「パパとお風呂に入る!」
と言ったのです。
満面の笑顔で。それ以上、何も言わず。
「パパとお風呂入る!」
ママのいつもの苦労を思い、
ママの小さな願いを叶えてあげたいと願い、
今、それができるのが、自分だけと悟ったのです。
僕と妻は、瞬時に息子の、その気持ちを理解し、
息子の決意と我慢と優しさを思い、
涙が止まらなくなりました。
(オチ)
結局、三人で入りました。
君には泣かされました。
クリスマスの夜のことです。
久しぶりの休みだし、息子と一緒にお風呂に入ろうと思い
「パパと一緒にお風呂入ろうか?」と声をかけました。
いつも息子と二人で夜を過ごし、
毎日、手のかかる息子の入浴で辟易していた妻は、
「そうよパパとお風呂に入れば?」
と追い打ちをかけました。
息子の駄々が始まります。
「パパいや、ママと入る」
と言って泣きます。
わめきます。
まるでこの世の終わりのように
叫び続けます。
僕はちょっとがっかりしながらも、妻に
「先に風呂入ってるから、無理やり連れてきて、
あとは何とかするわ」
と声をかけました。
妻は、つい気持ちが出ちゃったのでしょう。
息子に祈るように
「たまには、一人でゆっくりお風呂入らせてよ!」
と怒鳴ってしまったのです。
泣きじゃくっていた息子は、
しばらくしてから、気持ちを切り替えるように、
意を決したように、
「パパとお風呂に入る!」
と言ったのです。
満面の笑顔で。それ以上、何も言わず。
「パパとお風呂入る!」
ママのいつもの苦労を思い、
ママの小さな願いを叶えてあげたいと願い、
今、それができるのが、自分だけと悟ったのです。
僕と妻は、瞬時に息子の、その気持ちを理解し、
息子の決意と我慢と優しさを思い、
涙が止まらなくなりました。
(オチ)
結局、三人で入りました。