メルセデスベンツ250


いわゆる縦目のベンツです。


縦型ラジカセといい、縦目のベンツといい、
ボクサーエンジンといい、

横のものが縦になり、縦のものが横になっている。
そんなデザインが、僕は好きみたいだ。


さて、250。
これの白を、僕は、90年代に舐めるように乗っていました。
わざと、このベンツの中で眠り、夜を明かしたこともありました。
それぐらい、好きで好きで、たまらなかったんです。

数あるベンツの中では、地味な方ですが、それだけに滋味があり、
つきあえばつきあうほど育ちの良さが滲む、貴婦人のような趣です。
ハンドル形状や取っ手類も比類無く美しい。
シートもビニールレザーですが、実用美にあふれていました。


もう一度会いたい。夢でも幻でもいい。
そんなクルマです。