気になります。



今日の日経新聞で見た記事です。



甲府で、甲羅に「カメデス」と落書きされたカメが

見つかったそうです。



(甲府で、甲羅・・・)





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このカメの肉体的な苦痛もさることながら、

精神的な苦痛は、いかなるものであったでしょうか。



①カメであるところの自分の肉体に、さらに「カメデス」と自己認識を強制するような言葉を負わせられた。

②そもそも「カメ」という呼称は、人間の勝手であり、自分たちはちっとも「カメ」だなんて思っていない。



昔「ルーツ」という黒人奴隷を扱ったドラマがあったのですが、

その中で印象的だったシーンが、まさに、そんな感じでした。



若き奴隷の本名は「クンタ・キンテ」

アメリカ人の主人がつけた名前は「トビー」

若き奴隷は、その名前を断じて受け入れず、

自分が「クンタ・キンテ」であることを主張し続けたために、

激しいリンチを受け続けた。



このカメも、カメにとっての本当の種族名称は亀語で「:亜p@ぢfvmc@おいjあ」とかだったりすると、

「カメ」呼ばわりは、かなり屈辱的なはずなのです。



そういえば、「乳牛」呼ばわりも、「食用ガエル」呼ばわりも、かなり酷いよね、本人にとっては。



というわけで、「カメデス」、

いろいろと「気になる」言葉でした。