改めてエニアグラム
ゲオルギー・イヴァノヴィッチ・グルジェフ
(18XX - 1949)
さとうみつろうくんは、
「エニアグラムはグルジェフによって作られた」と説明していた。
(昨日のブログのリンク先動画23:00あたり)
いやいや、エニアグラムはアフガニスタン地方に始まり、
イスラム教スーフィー派で磨かれ、その歴史は二千年と聞く。
アルメニア生まれのグルジェフは、世界行脚中にイスラム世界でエニアグラムを知り、
修得の上、西欧に秘技として伝えた神秘主義者である。
その後ユングの心理学の影響を受けて、エニアはアメリカでさらに揉まれてきた。
なんや。みつろうくんは、エニアを新しい考え方程度に思ってるんかー と
流して聞いていたところ、
面白い話が始まりました。
人間は月に感情を動かされている
グルジェフは、月と人間の関係を次のように語っていると言う。
「人間の感情は月によって動かされている」
「ある生き物が月という装置を使い、感情の浮き沈みエネルギーを回収している」
「月が人間を地球で放牧している」
「人間は機械的に142857の動きをさせられるが、抜け出せるポイントがある」
「抜け出せるポイントでレベルを上げられたら、次の回転軸に入れる。」
「抜け出せない限り、142857の悪い習慣で飼い慣らされる」
グルジェフは抜け出せるヒントまでは残さなかったようで、
さとうみつろうくんは第7倍音を使った周波数によるリセットなどの話を
続けていました。
月と地球が相互作用していることは、学校教育でも知りうるところであり、
月に人間が支配されている、とはオカルト的に感じるものだ。
けれど、人は知らず知らず、「月の魔力」を実感しているのではないだろうか。
数日前には
「2024年の大激動が始まった今、
①地球にある肉体次元、
②月に影響を受ける感情次元
③未来宇宙次元
の3つの次元におけるレイヤーを整え、揺らされないことが大切」
という話を聞いたばかり。
月による感情支配というワードは、個人的なの注目ポイントでもある。
ある生き物 の存在を想定するかどうかは大切ではない。
理由なんてわからなくてもいい。
今大切なのは
感情は、初期プログラムによって自動的に起動するものである
ということを知り、自分はどう振る舞うのか、である。
142857 は負のスパイラルである
7の視点に立った時、どうして世界は「142857」なのか?
エニアグラムを知っていれば、ピン と来なかっただろうか?
14
2
8
5
7
1
4
2
8
5
7
これは、エニアグラムの各タイプが、それぞれの囚われに陥り、
悪い状態になればなるほど、寄っていくタイプを示している。
タイプ1の状態が悪い時には、タイプ4の傾向が強く表れる。
タイプ4の状態が悪い時には、タイプ2の傾向が強く表れる。
というエニアグラムの表れかたの特徴である。
つまり負のスパイラルを表している。
それが、なぜ世界の構成要素になりうるのか?
なぜ世の中が「負」で回る仕組みを受け入れているのか?
その一つの答えが、
人間の感情が負のスパイラルで回るように、初期プログラムが設定されている。
(どうやらそれは、月の影響によるものである。)
ということでしょうね。腑に落ちましたよ。
そして、私の仮説ではあるけれど、
「7=切る」で世界を分断すると、世界が負のスパイラルで回る。
世界を調和・統合で見れば、正のスパイラルが回らないか??
世の中を「7」で切った時に、正三角形の「369」が浮かび上がる点にも
答えのヒントがありそうである。
まずはダイヤルを回せ 758241
月の謎、宇宙真理の謎はしばらく預けておいて。
エニアグラムでは、758241の方向を目指すと、プラスに転じると教えている。
タイプ7は、タイプ5を見習って振る舞うことにより、
タイプ7の欠点を補うことが出来ると言う考え方である。
実際、このような教えを受けなくとも、
タイプ7はタイプ5の良さを、他のタイプよりも敬愛している。
タイプ5はタイプ8の良さを、他のタイプよりも敬愛している。
知らず知らずのうちに、自分が目指す方向を見定めているのだ。
その自分の気付きに取り組んでいきさえすれば、正のスパイラルは回る。
でも、タイプ5になれないタイプ7の性質が悪いわけではない。
タイプ7に生まれた者として、その性質を生かす智慧を働かせていこう、
ということなんだろう。
マトリックスを俯瞰せよ
2日にかけて、エニアグラムを振り返ってきたが、
結局は、この世の、我が身の初期プログラムを知ることに尽きるのかもしれない。
弥勒の世となり、負のスパイラルに巻き込まれている時代ではないだろう。
負の自分、自分の闇に目を向けることはたやすいことではないが、
エニアグラムは、世の中の1/9が同じ負を持つと言ってくれている。
少し安心して内観できる、頼りになる助っ人ではないだろうか。
自分がまだ初期プログラム通りに動作しているのか、
あるいは、プログラムの働きや動作状況を確認し、選択の幅を拡げているのか。
はたまた、初期プログラムから脱して、新バージョンに更新しているのか。
そろそろ月の呪縛から解放されてもいいのかもしれない。