まぶたを閉じると、
今でも鮮明に、あの冬を、思い出す

私は、あの日、国内で、一番幸せなクリスマスイブを、過ごそうと、思っていた、

きっと小さな頃の私が、みたら
憧れだったと思う

イルミネーションで華やかな街並みを、
ハイヤーで過ぎ去りながら、約束の時間までドキドキしていた、

ホワイトミニドレスに、ふわふわのファーと、
巻き髪に、ミュウミュウのヒールでクリスマスらしくして

憧れの場所、其処なら私は、満たされた
約束は一件のみ、
存分に楽しみ、思いがけないプレゼントを、もらった、
帰宅したら、用意もしていたが、
それは別物のようにいただき物が嬉しくて、

あとは、素敵な薔薇が揃えば
クリスマスイブを、理想中の理想で過ぎ去れるだろうと、考えぬいて、
閉店ギリギリの 花屋に向けて寄り道してからの帰宅だった、

すごく貴重な時間は、楽しめたが、シートにもたれ

暖房のあたたかさからか、若干、疲労も感じ、
花屋寄るのどうしようかな、やっぱりこのまま帰ろうかと思いきや、やはり
完璧なる演出がほしかった、

二十代の女が、クリスマスイブの夜に、自分で薔薇を買うのが、逆によかった

花屋の前で降り、注文をしていたら、久しぶりの外出だったのか、貧血になり、少し奥で休ませてもらった、

花屋にきてまで体調わるいなんて、
やっぱり帰るべきだったかな?

でも、絶対、薔薇が必要!

何故そこまで、薔薇にこだわるのか、今でも不明

店員さんが、クリスマスだからと、一本サービスしてくれた、

かわいそうだとでも思ったのか?
どうでもよかった、
私は今は客なだけ!

薔薇も、揃い

車を待つためほんの何メートルか、
あるいていたら、

見覚えのある、背格好の男性がいた、

私は、てっきり、

あれぇ??

振り返った、見たことない顔、

薔薇をかかえた、フワフワした女が一人と、

はじめて会った異性との、出逢いだった

車が、なかなか来なくて、いっそうのこともう、タクシーを拾おうかと思ったが空車がない、

異性は、何か話しはじめた
私の中では
この人にタクシー拾ってもらうか、車待つのが早いか考えていただけの、
ほんの、数分、クリスマスのイブの夜に
私は、忘れられない出逢いが昔ありました、

クリスマスイブに予定があった先から
サプライズプレゼントをもらったことにより、
急遽、寄り道することになって、
体調が悪く花屋で、休み、
車がなかなか来ないから、その人と出逢って‥

それからどうなったとか、どんな人かは、想像にお任せします!

聖なる夜の出逢い‥

タイミングというものが、巡り合わせてくれた
神様のイタズラなのか、
偶然か、運命なのか‥

皆さんなら、この出逢い、どう思いますか‥?


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