2018年2月1

「健康だけが取り柄」の私は、今回も何事もなく人間ドックを

終えて、母とのんびりランチをするのだと信じて疑いませんでした。

すべての検査を終え、最後の「乳房再検査」

(私は、2004年の触診でひっかかり、その後は、ドックではなく、

別途お金をお支払いして、人間ドック施設の女医さんに経過観察を

してもらっていました。だからこそ安心しきっていた部分もあります)

 

長い長いエコーでの検査の結果。「6ミリの怪しいしこりがあります。

形もいびつで、血流もあるので、細い針で細胞を取って調べます」と

言われました。

え?・・・・なになに?毎年の診察は欠かしていないし、

どうしてそんなものが?悪いものなの??

乳がんて10年で1センチになるんだよね?

6ミリ?・・・なんでそんなに??進行が早いってこと?

一気に不安が広がりました。

 

検査結果は最短で9日にお伝えできますと言われ、予約を取って帰りました。

 

不安ではありましたが、「ガン家系じゃないし、きっと大丈夫」

必死にそう信じようとしました。

 

2018年2月9

キレいな青空が広がる、良いお天気の日でした。

朝の星座占いも1位だし、絶対に大丈夫。

結果を聞いて、そのまま会社に行って、そう・・・普通の毎日に戻るだけ。

と祈っていました。

 

先生が見ているPCの画面に写し出された結果は

「細胞診 クラスⅣ」「悪性の疑い」「DCISの疑い」

という文字でした。

DCISがどんな意味なのかはわかりませんでしたが、

悪性の疑いは、すぐに理解ができ、頭が真っ白になりました。

悪い結果を聞いた人はみんなそうだと思いますが、

自分の身に起こっていることが理解できず、

とにかくボーっとしながら先生の話を聞きました。

 

「紹介状を書きますので、大きな病院に早めに行ってください。

どこがいいですか?」

「おそらく0期だし、大丈夫ですよ」

 

どこがいいですかなんて聞かれても、普段大きな病気もしていないし、

病院なんてわからない・・・。とにかく家から一番近い大きな病院を

選びました。電話をするのは怖かったですが、早く治療をしないととは

感じていました。

一番に母に「ごめんなさい、がんかもしれません、迷惑をかけることになります」

と連絡を入れました。

その日、どうやって会社まで到着したのか、全く覚えていません。

その日は、仕事どころか、定時時間までスマホで「乳がん」について

調べまくりました。

 

DCISて何?クラスⅣて何?

ネガティブな情報が溢れていました。

私のスマホは、もうすべてが「乳がん」になっていました。

ブログ、質問箱、とにかく私がどういう状態なのか、どんな治療をするのか。

抗がん剤とかあるの?こわいこわいこわい、誰か助けて・・・。