2024/03/27

「ジェイソン流お金の稼ぎ方」 厚切りジェイソン

 

○概要

 前作「ジェイソン流お金の増やし方」に続く、待望の一作。物価の高騰や上がらない給料。そんな情勢に左右されないお金の稼ぎ方を、ジェイソンの経験をもとに解説した本である。いかに自分の価値を上げ、企業から必要とされる人間になるのか。「ITの取締役」×「芸人」の異例の経歴を持った厚切りジェイソンが語る。

 

 

○学んだこと

 この本を一通り読んで印象的だった考え方が3つある。

 1つ目は、「MVP(Minimum Viable Product)」という考え方だ。これは、製品・サービスの開発の際に使われる考え方で、人々の希望を満たす最小限の価値をもたらすプロダクトの提案ということ。つまり、最初から完璧な製品・サービスを目指すのではなく、まずはユーザーの課題解決できる最低限お状態でサービスを提供することである。そして、提供後にユーザーからのフィードバックなどをもとに改善して、より良いものを作っていくのだ。

 このVUCAの時代に、最初から時間とコストを使って完璧を目指すのはとても難しく、それが失敗すると取り返しのつかないことになる。だから、「何が必要とされているのか確かめながら動かしていく」ということが重要であると思った。

 2つ目は、”You are the average of the five people you spend the most time with.”という言葉だ。日本語に訳すと、「最も一緒に過ごす時間が長い5人の友達の平均的な人物像があなたです」という意味だ。つまり、自分がこうなりたいと思う人と一緒にいれば自分もそうゆう人になるし、怠けている人と一緒にいれば自分も怠け者になるということだ。

 「環境は人を変える」というが、本当にその通りだと思う。新しい環境での仕事が始めるこの春、思い切って自分の望む環境(人)に飛び込んでみようと思った。

 3つ目は、「できなくても自信があればできると口にする」ことだ。できるかどうか問われて、「できません」と言ってしまえばそこで終了だ。しかし、少しでも自信があれば「できる」と口にすることで、実践力を身につけることができる。

 「できません」は、絶対に言わないようにしようと思う。

 

以上3つの考え方を大切に、今後の仕事や生活に生かしたいと思う。

 

絵里加