自分の顔が大嫌いだった。整形したくて仕方なかった。莫大な費用をかけて全く違う顔になりたかった。厳密に言えば、太ってて醜いと思ってたから顔だけでも良くなりたかった。だから、学校以外の場所では厚化粧をしていた。厚化粧であまりにも不自然な顔になり、周りから良く思われなかったが、どうしてもスッピンとは全くの別人になりたかった。とにかくスッピンを見られたくなかった。学校に化粧して行ってはいけなかったから辛かった。みんなに汚い顔を見られたくなかったから。化粧できなきゃ学校行けないって先生に言ってしまったこともあった。先生は私が言ったことを親に話してしまった。親からは呆れられた。ああ、なんで言っちゃったんだろう。私は先生に余計なこと言うなと抗議したけど、報告する義務だからと正当化されちゃった。先生は残酷だ。生徒の気持ちを無視して親や他の先生にペラペラ喋ってしまう。先生同士の秘密や他の生徒の秘密は頑なに守る癖に、私のことはペラペラ喋っちゃうんだね。しかもその過ちを義務と称して正当化しちゃうんだね。化粧しなきゃ人前出れないと本気で思ったけど勝手に言われて凄く辛かったよ。
社会人になった今、化粧する余裕がなくて眉毛だけ描いて出勤することも時々あるけどやっぱりちょっと恥ずかしいな。