高校時代、自分の顔が嫌いで仕方なかった。だから厚化粧が欠かせなかった。白いファンデを顔に塗りたくり、頬紅も濃く塗り、アイラインはくっきり太く、口紅も厚めに濃い色で塗り、つけまつげは2枚重ねで派手にする…。そんな不自然すぎるメイクのせいでみんなからドン引かれるのに自分では多少安心していた。素の自分を隠せていたから。でも学校で化粧は校則違反だったからとてつもなく辛かった。校内では長めの前髪で目を隠し、下を向いて歩くことも時々あった。すれ違った先生に、前髪切りなさいと言われた時は、見ないでと言って逃げたこともあった。

学校の先生に、「化粧できなきゃ学校行けない」だの、「すっぴんを誰にも見られたくない」だの、本音を言ったこともあった。先生は、「学校はオシャレするためのとこじゃない」と言ってきたけど、そういう問題じゃなかった。オシャレの問題じゃくて、自分の顔のせいでみんなが不快になることを私は問題視していた。そして、「自分を好きにならなきゃ何も始まらないよ」とも言われたが、顔がキレイにならなければ、そして痩せなければ、好きになれるはずがなかった。

今は、化粧は毎日欠かさない。仕事の時、朝寝坊して化粧する時間がなくすっぴんで出勤すると、やっぱり恥ずかしい。だけど、高校時代みたいに不自然な厚化粧はしない。今は自然な化粧ができるようになった。本当は海外セレブのような素敵な化粧がしたいけど、自分にどんなやり方が合うのかまだはっきりしていない。これから化粧を色々試して一番合うものが見つかればいいだろう。