私の人生観を変えたのは、大学の先生が教えてくれた、ある写真でした。
それは、パレスチナ自治区ガザ地区の子供達が凧揚げをしている写真でした。
「あれ?凧揚げって日本の文化じゃなかったっけ?」と思い詳しく見てみると、
東日本大震災の被災地の復興を願い、毎年行われているものでした。
子どもたちは人文字で
「GAZA LOVES JAPAN(ガザは日本を愛している)」と描き、
日本への親しみと、ガザ支援に対する感謝の思いを表していたのです。
長い間困難な状況におかれている子供たちが、無邪気に笑う写真を見て
こんなに日本を愛してくれているのに、私は何も考えていなかったことに申し訳なく感じました。
そして同時に、こんなにも遠く離れた地からの声も受け止めてくれているんだ、と思い嬉しくなりました。
その日から自分にもできることがありそうな気持ちになりました。
高い壁で覆われているガザ地区には行くこともできません。寄付する資金があるわけでもない。
しかし、もし自分がガザ地区のこどもだったら、
遠く離れた場所からも応援してくれている、
共感してくれている、
それがわかっただけでも嬉しいかもしれない。
無視されている
と思ったら、とても悲しいと思いました。
それからは、毎日ガザ地区のニュースや
何故このような残酷なことが起こっているのかを調べる日々でした。
複雑で、少し勉強したくらいでは理解できるようなものではありませんでした。
そして知れば知るほど、絶望していくようなものでした。
「戦争なんてない世界になってほしい。」
いつしか、そう強く願う日々を過ごす毎日になっていました。
