お洒落だったRIEさん、なるべく変わったお花を飾っています
今日は、90歳の方を天国へ送らせていただきました
家族の希望で点滴をしていましたが、
ここ2日はご本人が嫌がって引っこ抜いたりしていました
点滴している時って縛られている感じがするんでしょうね
点滴は中止して
時々小さな氷のかけらをお口に入れるだけで
喉の渇きも訴えることもなく
痛みも無く、苦しみもなく眠るように逝かれました
Rieさん、その方が道に迷っていたら道案内よろしくお願いします
Rieさんの時も
点滴は、しませんでしたね
最後の1週間は、飲まず食わずでしたね
時々モンダミンを数滴垂らしたお水で
口の中をスポンジで拭うだけで
さっぱりした顔をしていました
不思議なことに
水分を摂らなくなったら
肺に溜まった水が抜けて
聴診器で聴くと水の溜まっていた右肺にもエアーが入るようになりました
サチュレーションも80%台だったのが98%まで上がりました
本人が飲みたがらない水分は、身体が自身が欲していないんだなと思います
尿を作る機能も落ちてきている時に、
無理やり点滴をすると肺に水が溜まってしまい
かえって呼吸が辛くなってしまいます
昔、昔、おじいさん、おばあさんが自宅で亡くなるときは、
点滴なんて無かったので
ご飯が食べられなくなったら、おもゆとかみそ汁の上澄みを吸い飲みで
それも受け付けなくなったら、綿に水を含ませて垂らす程度与えて
ふと目をやると呼吸が止まっている
そんなふうに昔はお年寄りを見送っていたそうです
言い方は嫌ですが、枯れるように逝くのが1番の安楽死なのかも知れません
Rieさんも静かすぎて、息を引き取るのを私は気がついてあげられませんでした
寝てるな〜と思ってキッチンで夕飯の下ごしらえをしていました
主人が、妹の様子を見に部屋を覗いたら呼吸が止まっていました
天国へ行く瞬間、手を握ってあげられなかったことは、
せっかく在宅療養を選択したのに
残念でなりませんでした
明るい前向きだったRieさんのこと
「そんな事に罪悪感は持たないで、私は幸せよ」
と言いながら旅立ったと思う事にしました
でも在宅を選んだことでやってあげたれたこともありました
髪の毛をシャンプーしました
まだ3cmのボーイッシュな長さでしたが
もちろん、トリートメントも忘れずに、
部屋中がいい香りに包まれました
身体を拭いた後、
オムツじゃなくていつも履いていたパンツにしました
病院だったら絶対にオムツされちゃいますから
「最後はこの服を着せてね」
と頼まれていた服も着ました
在宅療養を選んで一番良かったのは、
お友達に会えた事、
お友達が多かったRieさん
東京や埼玉から何時間もかけてお友達が会いにきてくれました
姪っ子も毎日のように会いにきてくれました
コロナ禍の今、病院を選んでいたら
誰にも会うことはできなかったと思います
「私、お姉ちゃんの家で最期を迎えるって決めて良かった、本当に幸せだよ」
と何度も言っていました
今まで、最期を振り返る事ができませんでした
車を運転していると、一人になるので泣いてばかりいました
今でも病気のRieさんを思い出すと泣けてしまいますが
ここ数日は、笑顔でおしゃべりしているRieさんの顔も思い出せるようになりました
また、いろいろ報告しますね
たまには、夢の中に出てきてください
楽しくおしゃべりしましょ