32歳から、のらりくらりと不妊治療を続けてきた。

「10年間も頑張ったんですね」

と言われることもあるけど、

正直、めちゃくちゃ頑張ったかと言われたらそうでもない。

なぜかというと、

私は最初から

「絶対に子どもが欲しい!」

というタイプではなかったから。

結婚したし、

夫婦生活もあるし、

なんやかんやで自然にできるやろ。

そんなふうに思っていた。

もちろん、

赤ちゃんができたら嬉しい。

でも、できなかったらできなかったで、

夫婦二人の人生も楽しいはず。

そんな感覚だった。

32歳で結婚した時、

「とりあえず一回調べてみよう」

と思って病院へ行った。

でもその時は、

不妊治療をするつもりなんて全くなかった。

ところが検査の結果は、

夫婦ともに異常なし。

今思うと、

これがほんとに厄介だった。

原因があれば、

治療の方向も見える。

でも何もない。

なのに妊娠しない。

期待して、

また生理が来て、

「まあ次かな」

を繰り返す。

当時の私はまだ知らなかった。

この「異常なし」が、

これから10年続く長い不妊治療の始まりだったことを。



🌷今日の再花メモ

原因がわからない苦しさは、
原因がある苦しさとはまた違う。