断乳して1ヶ月。

とっさに撮った後ろ姿

とてもたくましく見えた。




以前に友人が言っていた

「最後の授乳のとき、寂しくて泣きながら授乳した」との言葉に、まさかぁと思っていた。

そのまさか。

生後から約1年間 毎日毎日、

真夜中

朝起きて

寝る前

泣いたとき

離乳食後、などなど

生かしておくのに精一杯で、寝不足の中でひたすら与え続けた毎日。

気付けばそれは、

私にとって、最高に幸せな時間だったこと。

「生きよう」と一生懸命に飲む姿、

安心している顔、

飲んだあとの幸せそうな満面の笑顔は

この子にとって最強の安定剤なんだろうなぁと毎日そう感じていた中で、

母娘だけのかけがえのない精神的な繋がりの時間になっていたこと。

気付けば私のほうがむしろ、その時間は最強の安定剤だったことに気付く。

自然に「卒乳」を目指していたけれど、

こちらの都合で

強制的に「断乳」せざるを得ない事が非常に辛く、

これで最後。と思っても、

欲しがって泣く姿がとてもかわいそうで

そんな姿を見たら毎回 心が折れた。

私のほうが乳離れできひんやんって。

ホントにこれが最後

という時は、

友人の言葉そのまま

号泣しながら授乳した。

これが最後の授乳とは知らない娘は

相変わらず幸せそうやのに。

最後の授乳が終わると

やっぱり満面の笑みやのに。

それらが更に辛さを増させる。

以降は、心を強く鬼に。

今までなら授乳していたタイミング。

おっぱいを探して泣きじゃくる娘を見て

とにかくその場から離れたりして、あげなかった。

かわいそうで私も隠れて泣いた。

母娘共に耐えた断乳強化期間。

それを経た1ヶ月後の今。

登園準備を終え、出発を待っているとき。

もう ほしがっても来ない。

なんだか急に成長して たくましく感じた後ろ姿、とっさに撮った。

おおきくなったなぁ。