京都国際映画祭での空き時間を見つけては、

これでもかと寺院巡り。



なんてったって私は仏女子(ぶつじょし)なので。

ぶつじょし。。そんな言葉あるん真顔


寺院に行く事が何よりも好きなのです。

そうは見えへん顔してるくせに。→ほっといてくれ。








世界遺産「醍醐寺」。

此処はずっと行きたかった場所。






豊臣秀吉が、ここの桜は見事だと

毎年ここでお花見をしたのは有名なハナシ。






「醍醐の桜」「醍醐の花見」

という言葉があるように、

桜の時期は近くの交通が渋滞になるそう。

もうすぐ来る紅葉の時期も。







醍醐寺は上醍醐・下醍醐とがありますが、

上醍醐は もう山登りの域。

行きたかった気持ちはありましたが、

雨が凄かったし、

服装も山登りには不釣合いでした。

次回必ず行こう。と上醍醐は諦め、

下醍醐だけを堪能。

(下醍醐だけでも見どころ充分な醍醐寺)





下醍醐は大きく分けて三つのエリアがあります。




①【三宝院エリア】

座主の住居する本坊として醍醐寺の中核を担った処。



三宝院。

国の特別史跡・特別名勝に指定↓







三宝院の庭園↓




三宝院内の表書院(国宝)から、

この庭園全体を見渡せます。






この庭園は秀吉自らが設計をしたそうです。

この風景に魅入り、桜を堪能し、

美しく桜鑑賞をするためにも、

こんな綺麗な庭園を設計したのでしょうね。





圧巻の風景。




唐門↓




三宝院は建造物の多くが重要文化財に指定されています。







②【霊宝館エリア】

10万点以上の寺宝を保存公開している処。






霊宝館↓



「五大力さん」として親しまれている

五大明王を中心として公開されている感じでした。

人々を災いから守り続けた明王。





霊宝館エリアの桜は、

おそらく枝垂れ桜でしょうね↓


これは桜の時期は綺麗な景色になるでしょうね。





霊宝館は、

醍醐寺の歴史を示す多くの絵画や文書などを公開しています。



五大明王の像は迫力があって背筋がピリッとしました。







③【伽藍エリア】

醍醐寺の本堂がある処。




西大門(仁王門)   (重要文化財)↓


秀吉が再建した仁王門です。







金堂 (国宝)↓



本尊は薬師如来です。
薬師如来は病気を癒し、苦しみを除く仏様。
左右の日光・月光菩薩立像ともに
重要文化財に指定されています。




五重塔 (国宝)↓


この五重塔は、

醍醐天皇の菩提を弔う為に起工。


京都府下最古の木造建築物です。







不動堂↓


お不動様が祀られているお堂。






さらに奥へ進んでいき、




日月門↓




この日月門をくぐると先の景色は、

なんとも修験道の道と思わせられる風景。







観音堂↓



ちなみに現在此処は、

西国三十三観音霊場、第十一番礼所です。





観音堂の本尊は准胝観世音菩薩。

子授けの観音様です。




ちなみに観音堂では、

参拝客もお経を一緒に唱えれる時間帯が設けられております。

般若心経を唱え、より一層 仏心を磨くことができますね。






弁天堂↓



弁財尊天さまは、

芸事などに長けた女性の仏様です。





この弁天堂を抜けた脇に、

無量寿苑という景色豊かな場所があります。

四季折々の風景が楽しめる、

自然の不思議な森に迷い込んだ雰囲気がそこにはありました。







ここから先は上醍醐へ。



下醍醐だけで気付けば3時間経っていました。




次回は登山服を準備して、
上醍醐の頂まで行こうと決めて帰ってきました。




桜でも紅葉でもない時期ですが、
深緑の空気がとにかく気持ち良く、
むしろこの景色の中にいれた事のほうが自分的には良かった。




人も少なく、
世界遺産 醍醐寺をほぼ貸し切り状態。
なんて贅沢な。
隅々まで余すことなく静かに神聖に見回ることができて最高でした。





京都の町中からは外れた場所にありますが、
それがまた良き。
漂う空気も違くて。



庭園や弁天堂などの景色風景、
足を延ばしてでも是非。