そういえば小さい頃からクリスマスパーティをしてもらった記憶が ほぼない。
あ、これはネガティヴ発言では全くなくて。
ウチの家はクリスマスよりも 誕生日をきちんと祝ってくれる家族でした。
お金のない家でしたが、
誕生日当日にはケーキがあって、自分の好きな食べ物が並んで、友達が集まってくれて、更にプレゼントまでもらえて、写真まで撮ってくれて。
自分がお姫様になれたような。
その日だけは夢のようなものに囲まれてる気分。
子供ながら、「誕生日って1年に1回主役になれるんや!」って、毎年毎年 自分の誕生日が楽しみだった。
クリスマスに パーティってするんや…と知ったのは、3学期の始まりに クラスで発表する冬休みの日記でクラスメイトが発表しているのを聞いた時。
発表した子がお金持ちの家の子だった事で、
「そっか、クリスマスパーティってものは お金持ちの家がやるもの」だと思ってた。
羨ましい部分はあったけど、でも、ウチにはそんなんがなくても誕生日をちゃんと祝ってくれる慣わしである家族に私は大満足だった。
未だに母親が言う。
「誕生日っていうのは その日その人にしかナイ特別な日なんやから、大人であろうが いくつになろうが、ちゃんと祝ってあげなさい」と。
そう育ってきたからか、オトナになった今もクリスマスよりも誕生日の方が 格別特別に感じるところがあって、だから自分の誕生日って何故か凄く1人でいたくない感がスゴイ。笑。淋しいんですね。
だから身近な人の誕生日であっても 淋しい思いは出来る限りさせたくない。
…なんて思う部分が私にはある。
イヴだった昨日、
Facebookにもクリスマスパーティやイヴを祝うみんなのタイムラインがガシガシ流れてきますが、やっぱりまぁ それはそれでめちゃくちゃ羨ましいんやけどね。笑
楽しそうやし美味しそうやん。
クリスマスは 子供とカップルの為にある…みたいな やさぐれたババアみたいになってきてる私ですが、
あ、言うてもクリスマスだってキリストの誕生日か!
って事で、お姉ちゃんが作ったケーキを食べた。
姉と母と『JIN-仁-』を全シリーズ見ながら。
このドラマは いや~おもしろい。
(数年前、このドラマ終了後 のちに公演した宝塚舞台版『JIN-仁-』も勿論観に行きました。
宝塚版も相当おもしろかった。)
毎話 これでもかってくらい涙をおいおい流しまくっては
劇中に出てくる坂本龍馬の成し遂げた事や大政奉還や幕末の事をひたすら調べまくっては…
という素晴らしい引きこもり泣きまくり調べまくりの1日で終わった。笑
そんな 実家で1日中過ごす
もうすぐ来年にもなりますね。
皆様、
素敵な聖なる夜をお過ごしください。
仕事で終わった人も、
仕事があるのは幸せなこと。
おもいびとが遠く離れてて会えなかった人も、その方が元気でいてくれているだけで幸せなこと。
何にもなかった人も、
何にもない事がホントは1番の無難で幸せなこと。
皆様それぞれに与えられた今年のクリスマスの予定は、それが今年の各々にとって与えられるべきの幸せクリスマスなのではないでしょうか(^^)
淋しいと言ってしまえば私も淋しいですが、でもなんだかそれ以上に この穏やかさは凄く幸せでした。