青春時代の全て。

大阪の長居公園陸上競技場がその場所。

長居スタジアムは『2002サッカーワールドカップ』の

開催地でもありました。

 

 中学時代、陸上部に所属し、短距離・幅跳び選手だった私は 

放課後になるとココに来て、スパイクに履き替え

ひたすら走っていた。

日曜日なんてものは無くて ブロック大会、近畿大会と

試合の日々。

練習は厳しい。挨拶も厳しい。

でもそんな中でも 恋という楽しみを見つけた。

そこにいた、二つ上のキャプテンをしていた先輩に恋をしました。

先輩の走る1500m長距離を、みんなで応援しながらも

特別な気持ちで見ていた。

「お疲れ様でした」の一言を言うのが精一杯で

こっちを見てくれただけで 幸せを感じたり

学校が休みの日に こうやって同じ部活で

同じ競技場に一緒にいてるってだけで

何でも乗り切れそうなパワーが湧いてきたりしていた。

 

そんな陸上部も OPDに入る事になって

泣く泣く退部したけれど

所属していた短い間で 人生の教訓を学んだ気がする。

当時の恩師、原田先生に会いたい。

挨拶をする事・上の人には敬語を使う事・

反応は早くする事・ハキハキ話す事・

精神力・忍耐力・向上心・

一生懸命頑張れば結果は出るという事・・・

頑張ったあとの涙は美しくて、強さになるという事・・・・

この時鍛えられた全てが 今になっても私に染み付いている。

今でも、名前を呼ばれたら「はいっ!」と大きい声で

返事してしまうのは そのおかげ。

思い出の陸上部

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 高校時代、体育祭の応援団に三回とも入った。

その時期になると、

毎日 長居公園に集まり ダンスの練習をした。

競技よりもダンスで優勝する方がみんな大事だった。

一年生から三年生のクラスから何人か選び抜かれて

一つの団ができあがり、全部で八つの団があった。

この体育祭の応援団で 後輩は先輩と、先輩は後輩と

仲良くなれる。

放課後 ギリギリの時間まで学校で練習をしたあとは

みんな長居公園に移動する。

実はみんなの楽しみはココ。

ダンスの練習なんてほとんどしない。

ただただ、同じ団の一年から三年が集まって

長居公園でボーっとしたり 遊んだり。

夜遅くまで・・日曜日なら朝まで・・。

花火をしたり 応援団内でカップルができたり。

男子も女子も関係なく 長居公園で笑って過ごした。

この応援団で 共学の楽しさを味わった。

 

学校の先生からは「長居公園ではダンス練習しないように」

と注意があったけれど 誰もそんなの守ろうとはしない。

注意してきていた先生も 体育祭が近付くと

「公園で練習か?みんな頑張りやー」と言っていた。。

 

三年生がほとんど、ダンスと曲編集を考える。

私はダンスをしていたから スゴク楽い半面 

イイものを創りたいが為に スゴクスゴク構成を悩んだり・・。

OPDの振りを少しアレンジして交えたりもした。

三年生にとったら最後の楽しみで、

絶対優勝したいから、遊びながらといえども

やはりプレッシャーを感じて練習する中で

三年生同士、本気でケンカしたり、言い合いをした事もあった。

だから、高校最後の体育祭、優勝したときは

みんなで抱き合って泣いて喜んだ。**

泣きながら みんなで胴上げをし合った。

毎日夜遅く、たまには夜明けまで

公園で集まってやってきた楽しい楽しい日々の

終結を『優勝』して終われた喜びと

終わってしまう淋しさの涙をみんなで流した。

今でも体育祭のビデオをたまに見たりして

青春時代を思い出す。

思い出の体育祭

 

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陸上部で汗を流していたときから10年経った今、

久しぶりに来てみた。

当時の私のように 走っている子達・・

公園や競技場の雰囲気も何も変わっていない事に安心する。

変わっていない公園に対して

大人になった私は 何か変われているんだろうか・・・。

 

『青春全てが詰まった 

    思い出の長居公園陸上競技場』

 

 

そしてこの長居公園、初めてデートした場所でもある・・。

 

 

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