舞台『女は過去でできている』
@中野ザ・ポケット

観劇させて頂きました。


友人のりさちゃん(彩木りさ子)が出演。
(チラシの真ん中右)




おもしろかったです。
2時間があっという間。



ひとつの工場内で、
「コンドーム」と「赤ちゃんの哺乳瓶」を作っている。
子供が出来ない為のものと、
子供の為のものが同時に作られている、
そんなカオスな場所で 女たちは それぞれ過去を抱えながら 悩みながら、
そんな場所で働き、
過去を引きずりながら生きている。
前向きに生きたくて生きている。





登場人物の女性全員が、
それぞれ異なる過去がある。
「男」「赤ちゃん」悩む事はそれぞれ。




観ていて、
誰が主役だとか誰が脇役だとか隔たりがなく
全員それぞれの見せ場があり、
全員が脇役であり主役だった感じ。
それぞれ全員やり甲斐ある役だったろうなぁ。


全力で その世界で生きている役者さん達に活力をもらった気がする。


声出して笑いましたし少しホロリとしました。



作・演出は矢島弘一さん。
矢島さんの作品が私好きなんだなぁと気付いた。



録画してまで何度も観ていた、
綾野剛さん主演ドラマ『コウノドリ』や、
最近も毎回録画して観ている、
NHK Eテレ『ふるカフェ系ハルさんの休日』も、
実は矢島さん脚本だった事を知ったのです。

おもしろくて好きで観ているものらが、
偶然 矢島さんが手がけているものだった驚き。




今回の舞台然り、
現実世界で実際にそこら中で起こっている社会問題を捉えているキーワードが、リアルさとなって観客に訴えかけている作品が多くて見入ってしまいます。


『不妊治療』だとか『不倫』だとか
『大震災』だとか『原発問題』だとか、
『上司に諛うヤツ』だとか
『上司になった途端偉ぶるヤツ』だとか、
『権力』だとか。


オトナの世界(それこそ汚い世界)をよく見て理解ってらっしゃるなぁといつも思います。




考えさせられるリアルな問題を目の当たりにさせてくれるところが好きだなぁ…と。



いつか矢島さんの作品に携われたらという希望を持ちながら、私もがんばらなきゃ。




終演後 りさちゃんと。



昨年に観た舞台の時より、
りさちゃん、格段とお芝居が上手になっていて、
どんどん光っていっている。
私なんかが偉そうに言える立場でもないですがあせる
ホント 上手だったなぁ。



りさちゃん、
良い作品を観せてくれてありがとう。



14日の千秋楽まで 演者の皆様
頑張って下さい。