返答に困って詰まってしまったこと。 | 高級泡姫は黒服くんと結婚したい

高級泡姫は黒服くんと結婚したい

アラサー泡姫華絵です。秋ごろより、長らく友人であったチーフ黒服(翼)と交際。この度、結婚&風俗卒業を決心しました。しかし、部屋持ち嬢の恋愛はそうそう甘くありません。穏便に風俗退店し平和な結婚生活を目指します。

先日退店のお祝いに来てくれた店長に

お礼がしたくて、食事にさそったのですが

食欲がないので、それよりも部屋を貸して欲しいと。

店長の頼みなら、と快くOKしました。

ビデオと三脚をもち現れた店長は

「カミさんには、華絵とメシって言ってあるからある話合わせろよ!」

と言うと

三脚を準備し、俺がOKサイン出したら録画ボタン押してくれ。


言われた通り

録画ボタンを押すと


結婚した長男君へ

社会人になった次男君へ

成人した三男君へ

と4.5年後の彼らへのビデオレターを撮りました。父親として言ってあげたいことを残したいからと。


そして

俺が死んでメソメソしてるさやかへ

俺以外にいい人ができたさやかへ

と妻のさやかちゃんに

店長亡き後も幸せに生きてほしいと

愛情のこもったメッセージを残し

全て一つずつDVDに編集しながら

「やっぱり俺死ぬのかな」

とポツリ。

と、同時にドアが開き翼が帰宅。

「店長来てたの?珍しい!」

「子供たちへの遺書作り!お前も手伝えよ」

「遺書って人に手伝わせていいもんなの?」


親子のようなやりとりに

翼が帰ってきてくれてよかった。

と心底思いました。


珍しく店長の吐いた弱音に

私は、あの時何と返していたのでしょうか。


きっと何も言えなかったと思います。

何も言えず黙ってしまい、店長は困らせちゃったなと笑いながら気を遣ってくれたでしょう。


最後まで気を使わせたくないなぁ

なんて

もう終わった話なのに

店長を送った後も、頭の中で考えてしまっています💦