こんにちは。
ミシンのおかげですっかり療養生活が身についた華絵です。
今日は、久しぶりに出勤でした
先日、怪我をしたことをご予約のお客様お伝えし
日程変更のおねがいをしていたのですが、先方のご希望で出勤となりました。
お相手は
ずっと長く通ってくださっている
とある会社の会長さんです。
ここ数年前より病気が悪化し、入退院を繰り返していて
疲労を考え2、3時間しかご一緒しないのですが一日買い取りにしてくださいます。
もう高齢で
性的な接触はなく、食事やお話が主なのですがずっと会いに来てくださる会長。
初めてお会いした時、まだ中級店で働いていました。
元々、私の顧客だった彼の運転手さんが
亡くなった奥様に似ていると紹介いただいたのが始まりです。
奥様を亡くされ落ち込んでいたのは、もうずっと前のこと。
心が元気になった矢先に病気が見つかり
ペースメーカーを埋め込み
骨の癌がみつかり
杖では長時間歩くことも困難となり
現在は車椅子生活です。
抗がん剤治療の影響で痩せ細って昔の面影はありません。
「明後日から、また入院するよ。今度は戻って来れないかもなぁ。昨日病院行ったら、リンパに転移があったみたい。そろそろママ(奥様)の所に行くのかな。行ったらものすごく怒られそうだなぁ。」
「お戻りをお待ちしております。」
何となくもう会えない気がして、そう言うのが精一杯でした。
貧乏時代から、とてもお世話になった方です。
恩返ししたくても
風俗の女が見舞いに来るなんて
彼の立場上、外観がよろしくありません。
なにもできない自分が歯痒くて
悲しいです。
無事に退院を迎えられますように
願うばかりです。