手術をしてから1か月後

人工授精(子宮内受精)にチャレンジした。

 

 

10人中、8人が妊娠する。

 

その先生の言葉は私にとって大きな希望だった。

 

 

クロミッドやセキソビットで排卵を整え、夫の精子を入れる。

 

痛くもかゆくもない。

 

 

お金も1万円ほどだから、2日連続で行ったこともあった。

 

(今思えば、2日連続で妊娠率が高まるのか疑問はあるw)

 

 

この人工授精を、計5回した。

 

タイミング法も合わせていたら

あっという間に1年が経とうとしていた。

 

 

私は思う。

 

人工授精は3回ぐらいまでで踏ん切りをつけた方が良い!

 

もちろん、4回目、5回目、6回目で妊娠してる人は沢山いるかもしれない。

 

あくまで個人的な感想です。

 

 

 

まず、人工授精自体の妊娠率は10%ぐらいと低い。

 

もしピックアップ障害や男性不妊など他の不妊要因があるなら

人工受精ではどうにもならない。

 

 

 

繰り返す同じような治療と、出ない成果。

 

生理が来るたびに、病院にもだんだん行きにくくなる。

 

 

当時、私の中では自然妊娠はやっぱり理想だった。

 

人工授精も自然妊娠に近いということで

何度も繰り返してしまいたくなる気持ちがあった。

 

 

手術をしたはずなのにおかしいな。

首をかしげながらも、来月こそはと希望を持って。

 

 

当時は、人工授精と体外受精の間では大きな壁があるように感じていた。

 

確かに費用面でも精神面でも差はあるから間違いじゃない。

 

 

でも体外受精の方がより具体的に治療が進んでいくのと

より詳しく色んなことが分かっていくから

実際は人工授精の時の方がしんどかったかもしれない。

 

見えない敵と戦ってるようで。

 

無理ゲ―な感じがずっとして.....

 

 

 

 

手術から1年後、「8割以上は妊娠出来ます」

 

2割の方へ入った私は半年の休憩を挟んで

体外受精へ進むことになる。

 

 

 

転院を決意した。

 

県下で一番成績の良いクリニックへと。

 

 

 

 

腹腔鏡手術をしていただいた病院。

昔ながらのアットホームさに惹かれて、田舎から2年近く通った病院だった。

 

静かに頭を下げてサヨナラした。