~チャンミンside~
「は?///な、なに言ってっ!///」
激しく動揺する僕に構わず、財布を尻ポケットに入れながら、──行くぞ!と合図する。
え、っと、風呂上がりだよね?
別に男だから、いかにもパジャマ代わりの部屋着で髪の毛が濡れてようが別に気にすることでもないんだけど。
「ほら!早く行くぞ?」
ぐいっと腕を引かれ、もつれる足で階段を下りていく。
心臓がバクバク鳴っていて、頭はクラクラと眩暈がしそうだ。
キュヒョンちから歩いて5分ほどの公園の敷地内にあるコンビニは、平日の夜でも結構な混み具合だった。
ずっと止まない鼓動をごまかすようにお菓子を物色する僕をニタニタ眺めるキュヒョンが憎らしい。
扉の開く音に敏感に反応する自分が恥ずかしいのに、それでも毎回目線は追ってしまって。
──────あ、
ジャージのハーフパンツにTシャツで、急いできたのか、息があがってる。
扉が開くまえからキョロキョロと。
何をそんなに切羽詰まって、と店員に思われても仕方ないよ?
─────ユノヒョン。
「───チャンミナ。」
そして一番に僕を見つけてくれた。
「立ち読みしたい雑誌があるからさ、公園で待っててくれない?」
なんてわざとらしい気の使い方をするキュヒョン。
チラッとユノヒョンに目線を向けたら。
「じゃ、・・行くか?」って、はにかんだように微笑んで、それがまた格好いいから困る。
「ア、アイス、食べていいですか?//」
ってまた食い気で恥ずかしいのをごまかす僕に、───ぷっ、と相変わらず。
───じゃあ、俺も!って2人して棒アイスを買った。
いくつかの外灯とコンビニからもれる明かりで結構明るい公園内。
噴水前のベンチに座り、ひたすら無言でアイスを食べた。
生チョコ風味のアイスにチョコがコーティングされてるアイス。
ユノヒョンのは果肉入りのストロベリーアイス。
そっちも美味しそう、とチラッと見たら、バチッと目が合って、///なんだよ、そんなに見られたら食べにくいのに。
くっ、と隣で抑えたように笑うから、取りあえずゆっくり食べさせてよ、って意味をこめてジロッて睨んだら。
「チャンミナ、・・・口の周り、真っ黒!」とかって、////。
ああ、チョコアイス失敗っ///!
焦って拭おうとしても手ぶらで来ちゃったし、ハンカチもティッシュもないし。
「あ、待って?こっち、・・向けよ?」
ヒョンの左手が僕の頬を包み、右手の親指がスーッと唇を辿る。
ヒョンの親指が黒く色づいて。
当然のようにその指を舐めとった。
────やると思った!//////
ヒョンのこの癖は初めてじゃないし。
「ユ、ユノヒョン、///・・あの、これはかなり恥ずかしいので、あまり誰にでもやらない方が、・・・。」
バッと顔を逸らしヒョンの手から逃れたけど、恥ずかしくて顔が燃えるように熱いのに。
「───どうして?俺、チャンミナにしかやんないよ?」
さらに熱くなることをサラッと言ってのける困った人。
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この画像貼りたいが為にアイス食ってもらいましたよ^^;
momokoさんの《cheering5》前記事コメント欄より♪
まだまだお仕事してますよ~(^_^)ゞ