70年前の今日。

1945年8月6日午前8時15分。

原子爆弾が広島に投下された。

熱線や放射線、爆風による無差別の
大量殺りく…

多くの尊い命が一瞬で奪われた。

今もなお、原爆症や差別による苦しみ
は続いている。
あの日、命を奪われた人々の思いを
知ることはできない。

だからこそ、生き延びた方々の
被爆体験には耳を傾けて心を傾けて
教えて頂く必要がある。
被爆を語る人は、話すことで
またあの日を思い出し、傷つくことを
覚悟しながら語っていらっしゃると
聞きました。

戦争を体験したことのない私たちや
若い世代が平和とは何か、原爆の悲惨さ
を知り語り継がなければなりません。

様々なお話しの中で私がはっとした
言葉がありました。

原子爆弾を投下された下には
人間がいました。命がありました。
一人一人の息吹がありました。
一人一人の顔がありました。
被爆前には普通の暮らしをしていたことを
伝えなければ原爆の実相は伝わりません。

生きる上で大切なこと。
家族の幸せ。結婚。就職。。
戦争時代とは、こうした希望や夢を
持つことなんて不可能で。
自由なんてなく、命の大切さもない。

小学生の頃に訪れた広島原爆資料館で
見た、衝撃な写真は、今でも目に焼き付いています。

ユネスコ憲章の前文には、
「戦争は、人の心の中で生まれるもので
あるから、人の心の中に平和のとりでを
築かなければならない。」

人の心に平和のとりでを築く。

そして、目の前の1人の人を大切にする。

人を傷つければ、自分の心も傷つく。
人に優しさを広げれば、自分の心も
優しく笑顔に明るく変わる。
私はそう思っています。

戦争で、尊い命を奪われた方々を想い
そして、今なお癒えることのない傷跡と
ともに生きていらっしゃる方々を想い
恒久平和への祈りを捧げます。

核兵器、戦争のない世界へ。



絵里奈