まさかの元カレの話から
理学療法の話になって、
哲学の話になった、
こないだの話について反響があったので
身体と心の関係について
もう少し書いてみる。

一心同体。



身体と心は繋がっている。



心の状態は身体に影響する。



しかも無意識下で影響するから
本人もなかなか気づけない。



こないだ書いた、



「不満が言えない時」



これはどうやって身体に影響するのか?



“怒りが込み上げる”



と表現するけどよく考えたら、これは変。



なぜなら、怒っているのはだから。



でも、怒っているのは脳なのに
なぜ怒りを



 “込み上げる” 



と表現するんだろう?



.




東洋医学では、





が重視される。



私たち理学療法士は
どちらかというと西洋医学的なので
あまり気に関しては研究されておらず、
気を気にかける理学療法士は多くない。



けれど私は気が全てだと思ってる。



気とは、エネルギー。



子供はエネルギッシュで
強い気の塊で動いてる。



けど、大人になると多かれ少なかれ
気の動きはゆっくりで滞りやすく
下に溜まりやすくなる。



私たちの感情にはいろいろな種類がある。



溜まったエネルギーを動かし、
放出させる感情。



それが怒りと喜び。



この二つは両極端な存在だけど、
エネルギーの大きさ的には似ている。



本来なら、出てくるエネルギーは
外に出させなければならない。



けれど、怒りは
社会的にネガティブなイメージがあって
“悪” とされがちになる。



そうするとどうなるのか。



怒りのエネルギーが出てきても
出さないように押し込める。



ちなみに体のあちこち(特に下の方)
に溜まってるエネルギーは、



感情がスイッチとなって
下丹田に集まり、



そこから中丹田を通って、



上丹田に向かって
一気に突き抜けて発散される。





言葉や息として口から出たり、
表情筋の動き、顔や頭皮の毛穴から
熱として発散される。



これを無理やり押し込めると
エネルギーは発散されず、



怒りはまとまった状態で
どこかに滞ることになる。



それが子宮のある下丹田だったり、



胃や横隔膜がある中丹田



喉や顔や頭皮がある上丹田だったりする。




昔、子宮委員長はるちゃんが言っていた、



“ 感情を押し込めると
女性は子宮の病気になりやすい” のは、
下丹田で滞るからだったりする。



ストレスで胃がやられるのも、
中丹田が胃に近いからだったりする。



ストレスで自律神経が乱れるのも
横隔膜が中丹田に近いからだったりする。



円形脱毛症も
ストレス性のニキビも



上丹田から熱がうまく発散されないから



だったりもする。
(加齢による男性のAGAはちょっと違う。)



そして姿勢にも影響する。



言いたいことが言えない時や
怒りや不満が出ないように抑えた時、



中丹田(みぞおち)まで
上がってきたエネルギーが
これ以上、昇ってこないように、
無意識にみぞおちを押し込むので



鎖骨と上位肋骨が下がる。



そうすると首は前に出て
ストレートネックになり、
肩は前に出る。



背中は少し丸まり、
上半身の重心が後方へ移動。



それに伴って
腰椎前弯減少。骨盤が後傾。



見事に重心が後に移るので
股関節や膝関節に体重が乗らなくなり、
体重を支えるために膝がやや曲がり、
負担がかかる。



この姿勢が続くと、
気を散らすことすら難しくなるので、



発散できないどころか、滞りがひどくなる。



それで歩くと歩幅は小さくなり、
ガタガタのジェンガが動く。



私たちはジェンガみたいに崩れない。
なぜなら靭帯や筋肉がついているから。



でも頑張って支えようとしていると
負担がかかり、
いつかダメになるかもしれない。



もちろん人によって
どこでエネルギーを抑えるかでも
姿勢は変わる。



これで、どんな素晴らしい治療法で
姿勢を直して矯正しても
無駄なのは一目瞭然。



根本的な治療は、
姿勢矯正でもストレッチでも
ピラティスでもヨガでも
痛み止めや筋弛緩薬でもない。



根本を治さなければ
全て対処療法になってしまう。



じゃあ根本は一体何なのか。




気 (エネルギー)






エネルギーの元となる感情




だから私は
潜在意識にもぐれもぐれ言う。



そもそも自分の核を知らないと
身体と繋がるなんて不可能だし、



エネルギーの変換も発散もできない。



それができなければ、
ピラティスやヨガスタジオにいくら通っても
整体に通っても



ぜんぶ金のムダ!


時間のムダ!



偶然、ヨガなどの動きが
自分の感情やエネルギーとフィットし、
姿勢や動きが変わるので、



気の巡りと発散が上手くできるようになり
体調が改善されることもあるけれど、



それが全員に当てはまるとは限らない。
カラダも心も人それぞれ違うから。


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元となるのは自分自身。



だから潜在意識を知ることが大切。



自分を認めることが大切。



今に意識を戻すことが大切。