2010.1.2..Lien d'Amour.. | 彩希エリナ オフィシャルブログ「STxxLOG」Powered by Ameba

2010.1.2..Lien d'Amour..

Kalimera!!




1年前の今日、、




わたしの大好きな祖母が亡くなりました。







突然、母からなった電話。


「年を越すのは難しいかも・・・」






30日の夜、新幹線を降りて、そのままの足でスーツケースをひっぱったまま病院へ向かった。


母には1週間前くらいからずーっと寝ていて話をするのが難しいと言われていた




わたしが面会ギリギリの時間に病室に駆け込んだ時、

祖母は始め分からないくらい小さく細くなっていた。



母が
「ばぁば!!聞こえる?!エリナが東京から帰ってきたよ!!」


と大声で話しかけ


「ばぁば、ただいま!!エリナ帰ってきたよ。聞こえる?!」






そしたら、

1週間寝たきりだった祖母がパチッと目を開け、起き上がり、

わたしの手をぎゅっと握り締め

そこから15分くらいしゃべり続けた。


はっきりとした口調で

まるで病気なんて嘘みたいに・・・



そのほとんどがお説教だった気がする。。




「若いからって無理したら体壊すからな」


「東京は空気が汚いやろ。体調気をつけなさいよ」



自分が辛いはずなのに、
人の体の心配ばっか。。






祖母は元々、京都の能楽堂の娘だった。


「アンタが芸の道へ進んだのはわたしの血や。。アンタなら大丈夫。無理せんとしっかり頑張んなさい。」




これが祖母がわたしに残した最後の言葉だった。。




学生の頃、決して真面目では無かったわたし。


いつも何かにぶつかりはみ出していた。



そんなわたしを祖母はいつも


「あの子は本当は優しい良い子や」


「勘違いされやすいけど、ホンマは繊細な子なんや」




って言い続けてくれていた




会うたびに


「アンタはわたしによく似てる」


「ばぁばはちゃんと分かってるから。大丈夫やから」


って言ってくれた。


どんな時でも味方してくれた。


学校はサボっても
ばぁばの家には行ってた。






ねぇ、ばぁば


聞こえてる?


エリナは
もう少し東京で頑張るよ


ばぁばが空へと昇っていく時、ひとりその灰色の煙をぼーっと見上げながら、

何かをずっと口ずさんでた


その煙を全部集めたい気持ちと

大空へ送り出す気持ちと

ふたつの感情を抱えながら


あの時のメロディー
譜面に書き起こしていれば
もしかしたら売れたかもね。。(笑)




でもいいんだ。


エリナからばぁばへの

ばぁばへだけの


最後の、、

決して出来る孫ではなかったエリナからのプレゼント




最後にばぁばと交わした約束


絶対絶対守ってみせるから


見ててね。


危なっかしくて見てらんないかもしれないけど、、




エリナはエリナらしく

ありのままでやってくよ








ばぁば、

あなたの言葉で救われました






ばぁば、

あなたがいたから越えない線があった












ばぁば、、










会いたいな。。
















ぽっかり空いた穴は

ずっと埋まらないままだけど














ちゃんと見ててね。。










見ててね。










Je t'aimerai toute ma vie.
Thank you for just being yourself.
sleep restfully at least...






皆さま、ご静聴ありがとうございました。。(笑)




Luv ya♪