ローマ人の物語、ようやくカエサル編の感想を書けるようになりましたー。
何しろ、文庫で6冊!カエサルだけでその量ってすごすぎです。

理由としては、
1.それほどカエサルの人生および功績については書くことが多い
2.カエサル自身がたくさん書き物を残している
3.作者(塩野さん)がカエサルを愛している
の3つがあげられるかと。。

自称世界史が得意科目の私でしたが、こうしてカエサル編を読み終わって、
私が知ってたことってほんの一部にしか過ぎないんだなーと思いました。
というか、クレオパトラと「ブルータス、お前もか!」しか知らなかったのですが。。。

ガリア人との戦いとか、政治上の制度とか、読めば読むほどすごい人です。
塩野さんが何回も書いている、「人間は見たいと思う現実しか見ようとしない」
というカエサルの発言がありましたが、カエサル自身には全く当てはまらない。。
どうしてこの時代に、これほど広い視野・考え方で物事を見れたのか、、
2000年後の今考えてもかなり尊敬です。

そして驚きその2は、カエサル自身が残した書き物の素晴らしいこと!
信憑性という意味では、歴史的資料としても貴重なんでしょうけど、当時の様子が
生き生きと伝わってくるような著作を残せるって、これまたすごい才能だなぁ。。

書き物といえば、カエサルの友人でもあり、政治上はライバルでもあったキケロの
膨大な手紙の数々も、当時の様子をうかがい知ることができる貴重な資料のようです。
キケロといえば、、私の記憶では弁論家という肩書きしかないのですが、政治上も
かなり重要人物だったのですねぇ。

そして、誰もが知っている「ブルータス、お前もか!」の暗殺シーン。
このあたりから話としてもどんどん面白くなっていくのですが、、なんと、
ブルータスって、あのブルータスのことじゃなかったらしいのですー。
これまたびっくり~~
別人でブルータスというカエサルが信頼していた人がいて、そっちのことを
言っていたのでは、というのが通説のようです。
うーん、歴史は奥が深い。。

その後は、カエサルの後継者オクタヴィアヌス vs アントニウス&クレオパトラ
の争いが始まるわけですが、このオクタヴィアヌスがまた素晴らしい。
そして塩野さん、、よほどクレオパトラが嫌い?なんですね。
低評価っぷりが面白いです。

そんなこんなで書ききれないほど感想はあるのですが、全体を通じての感想は
やはりカエサルが凄いだけでなく、性格的にも魅力ある人物だからこそ、現在に
いたるまで、たくさんの歴史家が魅了され、研究されているんだなーというのが
よくわかりました。

それにしても、、前にも書いた気がしますが、2000年たっても人類って大して
進化してないですね。。むしろ退化してるような。

続く帝政時代編も2冊目の後半から俄然面白くなってきました。
一気に読めそう~♪