先日、9月の連休がありました頃、
ダンサーの知人から紹介がありまして、
関係塾と表現塾のワークショップに参加してきました。

この方、
日野晃のさむらいなこころ

日野先生の紹介はこちらのHP
日野武道研究所

武道家の先生ですが、ヨーロッパのバレエ団でも教えていらっしゃるのです。

武道から、表現を習うの?何なにそれ?ユニーク。
何を習うのか、学ぶのか、自分でもよくわからないまま、
でも、自分の表現にプラスになればと思い、受講したのです。

結果を先に言うと、
目からうろこ、驚き、ワクワク、喜び、楽しい、わはは、えええええ、

しかし、最も感銘を受けたのは、

「真剣さ」

でした。

適当になびく方向へ風に吹かれるまま歩んできた私は、
身近にいる人との人間関係をうまく長く保つのが苦手。

それは、私の離婚経験からもうかがえる。

できれば、どんな人とでも仲良く、人間関係を気づきたいもの、
ましてや結婚相手とはなおのこと。
こんな私ではありますが、そう願ってはいるのです、いつも。
それが、うまくいかないのは、やはり、何か間違っていることがあるわけです。

一番最初のワークは、
目の前の人の真ん中に立つ、という作業。

えっと、思いませんか?
そんな簡単なって。
いいえ、とんでもない。
意外にその人の真ん中にポジションを取るのは、難しいのですよ。
私が、ここだと思っていても、相手が違うというなら、違うのです。
つまり、自分の判断ではなく相手の判断にゆだねる。
(もちろん先生はぴたっと行く)
先生の一言が心に響く、
「私が、私は、私、じゃないんだよ。まず相手ありき、なんだ」
(↑ここ、私の一番のウィークポイントか!)

そして、ここからワークが始まっていくのです。
私、全然ダメ。 まったく歯が立たない。
身体もダメ、連動できていない。

何事もそうでしょう。
心も体も、脳みそも、連動しなくちゃやれることができないですよね。
やり直しやり直し、今からでも全然遅くない。

WS詳細は割愛しますが、
このWSで私の心にドスンと落ちたことは、

「全く意味をなさない言葉を伝達していく、
その時、真剣に伝えようとしなければ、何も伝わらない。
例え声にならない、無声音であっても、
相手に伝えるためには、真剣に相手を見つめ、捉え、
真剣に取り組まなくてはならない。
相手に伝わるという事は、心のど真ん中にツツツッと入っていくこと。」

改めて、歌を歌うという事の責任を感じました。
心に入るとは、どういうことか、その人の人生までも変えてしまうということ。

ますます、自分の選んだ仕事が好きになりました。
歌うという事は、真剣に言葉を伝える作業、
その結果、目に見えない大きなものを動かすという事。
だから、人一倍ワークしなくちゃいけないのです。
それが責任というものなのですね。

そのために、
先生に教わったストレッチや連動ワークを
日々つづけ、次回お目にかかるまでに、
「お、おまえ、うまなったな!」
と、褒めて頂けるよう、
今日も地味な練習を続けたいと思う今日この頃でございます。
今の私は、
「(愛情込めて)おまえ、あかん! 投げ飛ばしたろか、この、ぼけ」なので。。。。冷汗 でも 笑

人間関係をよくするためには、
相手を正面からとらえ、心に届くよう言葉を伝えること。

面倒がらず、先走りせず、毎回、自分の限界を超えるつもりで、
同じことをコピーせず、いつも新しい気持ちで、ワークしてみたら、
1年後は変わっているかもしれないし、
変わっていないかもしれませんが、
変わっていなくても、どこか違う自分であると思います。

それが楽しみなのですね。

大切なのは、「真剣なまなざし」
そう、感じました。


1年後は真剣なまなざしにかわっていられるよう、やり続けよう。。。

ところで、このワークショップに参加された方は、
千葉、埼玉、京都、奈良、鹿児島。。。。
遠方よりわざわざ岡山へお越しになっておられました。
それを見ても、何回も受講されている方々の、真剣さが伝わるというものです。

次回は全コマ受講したい。