弁論を始めます(韓国ドラマ) | 猫とアロマと優しい花と

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2020年7月24日。愛猫もも永眠(16歳)
2022年アロマインストラクター資格も返上し
ブログタイトルと一致するのはガーデニングだけになりました。
今は主に、日常の事、韓国ドラマの事、お花の事などを綴っているブログです

ディズニー+で配信中の<弁論を始めます>視聴終わりました。

風邪をひく前に見終えていたのですが、ぼーっとしていて文章が書けず、

見終えてから大分経ってしまいましたが、レビュー書く価値ありのドラマでした。

 

犯していない罪を着せられて破壊されて行った家族たちの復讐劇。

弁護士たちの戦い、その復讐は肯定されるものだったのか…観るものを

葛藤に巻き込みながら、静かな復讐の波はひたひたと寄せて行く。

最後、傷つけられた家族たちが犯人に望んだものは…。

 

 

あらすじ ← フィルマークス様より引用

 

ノ・チャッキは大手法律事務所の辣腕弁護士。

週124時間も働き続け、どんなに厄介な案件もすべて勝ち取る。

コネがないのに所属事務所の次期パートナーの最有力候補としてのし上がった超エリート。 

しかし彼女はパートナー選定に関わる大事な案件で失敗して、

左遷され田舎町の国選弁護人となる。

華やかな都会生活とのギャップに不満を感じつつ、もっとも嫌なのは新職場の同僚、

チャ・シベクの存在。司法研修所を首席で卒業したにも関わらず、

すべての法律事務所のオファーを断り自ら国選弁護人となったシベクは、

お金にも地位にも興味なさそうで、ノ・チャッキには理解しがたい。

そんな馬が合わない二人は、なぜか一緒に仕事する中妙に惹かれ合っていく…

 

 

※主なキャスト

 

チョン・リョウォン  ノ・チャッキ役

 

チャンサン法律事務所で勝訴率トップのエース  訳有って弁護士から国選弁護人に

 

初めて見る女優さんでしたが悪目立ちせず好感が持てました

 

イ・ギュヒョン  チャ・シベク

変わり者国選弁護人。

 

狂気と正常のはざまの演技があまりにリアルで苦手だったのだけれど、

<バイバイ・ママ>の時の印象がとても良く、以来気になる俳優に。

今回も静かな演技が見事で惚れそうになった💦

 

内に秘めた正義感と優しさ、そして奥に潜む冷徹な思考を滲ませるような役は

彼の個性を引き立たせて、ぴったりだと思う。不思議な存在感が魅力。

 

 

チョン・ジニョン チャン・ギド役 チャンサン法律事務所代表

<トンイ>の時良い役だっただけに他のドラマでは悪役が多くて残念

今回もね…悲しい

 

 

イ・サンヒ ユ・ギョンジン役 広域犯罪捜査隊警部補。

彼女最近本当によく見る。良い役者さんで今後も楽しみ。

 

 

キム・サンホ シン・チシク役 餃子(マンドゥ)専門店の店主

あくの強い役者さんだけど今回は主役級で良かった。しみじみ…。

 

 

見終わって2週間近くたってしまったので、熱量が減ったレビューになっておりますがショボーンショボーン

拷問によって犯してもいない罪を自白させられたり、権利を奪われて虫けら同様に扱われて

亡くなって行った人達の悲しみが伝わって来る良い作品でした。

 

裁判のシーンでは権力側に立つ側、市井の人々に寄り添う側との力の差は歴然で

権力側の恣意的なストーリーの中で理不尽な殺され方をする人もいたりと

中々気持ちが前を向かないのですが

謎解きが進むにつれ、絡んでいた紐が解きほぐされる気持ちの良さと共に

復讐する側の辛さに共感を覚えて行く心の変化が有りました。

 

そして最終話、 復讐を遂げた側の裁きが始まるところでドラマは終わります。

緻密に練られた筋書きには、真に迫るものが有り、脚本の勝利と言えましょう。

実話なのか?もしくは小説をもとにしたドラマなのかなと何度も感じました。

 

弁護士として,復讐した側の弁護に立つノ・チャッキの最後の言葉…。うん。これで決まった。

静謐さと深い余韻を残した終わり方は映画のエンドロールが終わっても立たない状態に似て

画面に流れて来る文字を最後まで見続けていました。


チャ・シベク役のイ・ギュヒョンが心に残った名作。